2024年12月23日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、フワちゃんの炎上騒動を「予言」するかのようなChatGPTの導き出した回答に驚いたと語っていた。
伊集院光:俺と大家君の思うChatGPTとはっていうことと、専門家2人の思うChatGPTとはってことが、全く違ってて。
俺、多分今テレビにおいて、もしくはそのお笑い芸人とか、お笑いバラエティのジャンルの人間にとっての、いわゆるそのChatGPT、AIはまぁなんかこう色々尋ねて返ってくる答えが割とトンチンカンだったり、合ってることがあったり、ぐらいの。
「検索エンジンの先にいるようなやつ」として、おそらくChatGPTっていうのは理解されてると思うんだけど。なんかその2人の使い方が全く違って。なんつってたかな、自問自答みたいなもんに使うのが1番良くて。自分のモヤモヤしたことに対する答えを何種類か提示してもらう。
で、その中で「ああ、なるほど。こういうことか」っていう、その冷静に、出してくれた答え、何種類かの答えに対して、「なるほど俺もそう思ってたのか」みたいな使い方だって、全然漠然としてるじゃん。
それちょっと面白かったのは、自分がXとかSNSに投稿したいことで、「あ、ちょっとこれどういう反応されちゃうんだろう?」と思ったことを、一旦そのChatGPTに、例えば僕だったらこんな言い方変ですけど、「そこそこテレビにいるタレントが、Xにこうつぶやいた場合、どういう反応が予測されるか?」みたいなやつを並べて。
「あ、じゃあやめとこう」とか、もしくは「こういう言い方だったらどうか?」みたいなことに対して、おそらくこうなるっていう。一番分かりやすかったのが、大人気のタレントが個人のXで、「死んでくださーい」って突然つぶやいた場合、どういう反応が予測できるかっていうのを、ChatGPTに入れた時の答えが、もうありとあらゆる、現実に起こったことなのよ。
たとえば、その「死んでくださーい」って言われた相手の周りの人間からの反論とか、最終的には「スポンサーがいなくなる」とか、「レギュラー番組下ろされる」ってところまで、6項目ぐらい来るんだけど。
「あ、間違いなくこれを先にやってたら、絶対にあのことは起こんなかった」って。だけど、間違っちゃいけないのは、ChatGPTは予言ではないから、「こういうことが起こることが考えられる」っていうことと、それをさらに自分にフィードバックして、「じゃあ、ここはこうしたら」って。
だけどXなんてさ、あの時もうフワちゃんはさ、「間違って押しちゃった」っていうことになってて、俺はそれも、多分最終的には悪ふざけから間違って押しちゃったんだろうと俺は思ってるんだけど。
もし、あそこで一旦「あ、ちょっと待って」って、「1回、ChatGPTに聞いてみてから」なんていう冷静さがあったら、ああいうことは起こらないわけだし。で、あとこういう、「返事したらどうなるだろう」っていうまま、押しちゃいけないっていう冷静さがあったり、腹立ってなんか例えば俺なんかであるのは、「なんだよこの言い方」っつって、急にそこに反論しちゃう、これを一旦思い留まるってアンガーマネジメントができてれば、別に起こらないから架空の話なんだけど。