2024年4月1日配信開始の「NewsPicks」のYouTube動画にて、放送作家・鈴木おさむが、『めちゃイケ』山本圭壱のコント「油谷さん」の設定を変えざるを得なかった「視聴者からの電話」について語っていた。
鈴木おさむ:これ、言っていいと思うんですけど。『めちゃイケ』でね、山さんがやってたキャラがあったんですよ。
加藤浩次:うん、うん。
鈴木おさむ:で、そのキャラの名前と同じ視聴者の親が…
加藤浩次:ああ、あったね。
鈴木おさむ:ありましたよね、電話かけてきたんですよね。
加藤浩次:うん。
鈴木おさむ:要は、「ウチの娘が泣いてる」と。で、それをプロデューサーが受けて、ディレクターの片岡飛鳥さんは、それを「俺は聞かない。プロデューサー対処してくれ」って言ってたんですけど。
加藤浩次:うん。
鈴木おさむ:それが凄い何回か来て。で、もう「とにかくお願いだから、電話出てくれ」って言って、電話出たんですよね。
加藤浩次:うん。
鈴木おさむ:で、やっぱこう電話でお父さんが泣いてるんですね。で、飛鳥さんが会議に来て、その時に言ったのは、「電話口で父親に泣かれたんで、もうあのコントは名前を変えます。みんな、すみませんでした」って謝ったんですね。
加藤浩次:うん、うん。
鈴木おさむ:で、「今後二度と、僕にこういうことを繋がないで、プロデューサーで処理してくれ。僕に言わないでくれ」っていうのがその時代があったんですね。
“極楽山本の「油谷さん」油谷という名前の子から、いじめられる、とクレームが来て、彼が中学に上がるまで油谷さん止めようと決めて、油谷さんはワールドカップの四年に一度やってくる設定になった” (クイックジャパンvol.113 P80)こんな話はもっと知られて良いなと思った
— Takuya Yoshihara (@yoshiharatakuya) April 11, 2014
加藤浩次:うん。
鈴木おさむ:僕、そのこと凄い覚えてて。凄い人気だったんですよね。人気だったんですけど、一人の人の意見で、やっぱ変わったのが強烈に覚えていて。
加藤浩次:うん。
鈴木おさむ:でも、今はもうそれをしなきゃいけない時代。怒られたくないし。っていうことが起きてる。
加藤浩次:うん。
鈴木おさむ:で、日本のテレビって凄い優秀だなと思うのが、医療コーディネーターと弁護士コーディネーターめちゃくちゃ入れるじゃないですか、ドラマで。
加藤浩次:うん。
鈴木おさむ:昔、こんな入ってなかったですよね。
加藤浩次:うん。
鈴木おさむ:入ってなかったけど、ある時から医療と弁護士モノに関しては異常に入れるようになって、セクシャルな部分のコーディネーターを入れましょうっていう流れが今来てるっていうことなのかなって。