2024年5月15日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、建前ばかりで番組出演をしてきた中で「本音を言う」ことが必要だと思い始めた理由について語っていた。
若林正恭:たとえば、浜田さんとかに行けるとか。
渚:はい。
若林正恭:なんかこう行き方も、見た目も比較的言える方の人だよね?
渚:言えると思います、はい。
若林正恭:でも、あまりにもの時あるんだ?「これを言っちゃったら、ちょっと空気悪くなんだろうな」みたいな。
渚:まぁ、浜田さんとかは、ご一緒させていただいたことある方とかは、もちろん関係性があるから。
若林正恭:うん。
渚:それで、言えると思います。
若林正恭:うん。
渚:でも、たとえばすっごい師匠とかが、なんかようわからんこと言うたら、どうしようって(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)いや、それはやっぱり…(笑)
渚:我慢?大人として我慢すか?
若林正恭:そんなことあんの?(笑)
渚:たとえばですよ。無視したらいいんか。
若林正恭:ないだろうけど、大師匠がなんかめっちゃセクハラめいた、時代錯誤なことを言ってきた時に、本当だったら「お前、なんやねん」って言いたいけどってことだよね?
渚:そうです、はい。なんか「今の時代に合ってないなぁ」とか。
若林正恭:はっはっはっ(笑)
渚:「プロとして間違えたんか?」とか。
若林正恭:はっはっはっ(笑)
渚:って思うけど。
若林正恭:はっはっはっ(笑)
渚:でも関係性があれば言ってもええやろうし。
若林正恭:俺はもう、なんか建前スタートしちゃってて。
渚:うん。
若林正恭:春日の横で、なんか春日のストップ役とか、説明役とか。出始めが、「春日は訳分かんないけど、若林は分かってるもんな」みたいな感じだったりしたから。
渚:うん。
若林正恭:もうテレビで本音を言うなんていうのがもうゼロです。
小倉優子:ゼロ?
若林正恭:だから、スーパー行って、手カンペ持たしてもらって。「これを春日と松本明子さんとかに食べてもらって」とか、「勝負してもらって」があった方がまだ楽っていうか。
おいでやす小田:なるほど。
若林正恭:野面で何がいくらとか、「そんなの家の近くのスーパー、行くところ決まってるしな」ってなっちゃうから。
渚:はっはっはっ(笑)
若林正恭:もう、元々そんな本音を言うなんていう、意識がゼロです。
おいでやす小田:ふふ(笑)凄いな(笑)
若林正恭:ただ、本当に思うのは、最近。やっぱね、本音言う人の方がカリスマ性ありますよね、やっぱね。どうしたってスター性があるっていうか。
小倉優子:うん。
若林正恭:全部が本音で生きていけないじゃないですか、社会だから。
小倉優子:うん。
若林正恭:だけど、なんかある程度本音に近いところ言ってないと、なんか周りも信用しないだろうし、視聴者も信用しないだろうから。
おいでやす小田:うん。
若林正恭:「あ、忖度しないな」とか、どっかでちゃんと視聴者とスタッフに見せてかないと、「コイツ、何なの?」ってなっちゃってる気がするんですよね、自分が。