2023年7月31日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、高校野球で「誤審」がネット上に晒される時代になり「今後も揉めるよね」と語っていた。
伊集院光:やっぱり相変わらず揉めるのがさ、凄いなと思うのは、誤審。審判のミスジャッジみたいなのは、まぁ揉めんですよ。
どの試合でも、「あれは微妙だよ」っつって。で、いて、プロ野球がさ今リクエストできるようになっててさ、ビデオ判定をするようになって。色んなスポーツがビデオ判定をやって、判定が覆えるが凄いある中で、高校野球を、ましてや予選からそれを入れるわけにもいかないし。
まぁ、色んなところで、これが難しいのは、正直自分が高校の頃から、審判のレベルの低い人がすげぇいっぱいいたよ。「コイツヤベェな、下手したらルール曖昧だぞ」っていう。もしくは、パニック状態の中で、ルールを見失っちゃうような審判なんかいくらでもいたし。
で、昔から高校野球の予選なんか見てるから、予選レベルで言うと、ストライクボールどころか、もうちょっと複雑なことになると分かんなくなっちゃう審判なんかいっぱいいるわけ。
で、そんな中で、世の中はどんどんトップのプロとかは、ビデオ判定を入れていく。で、さらにありとあらゆる人がカメラを持って試合を撮っていて、それをYouTubeに上げるっていう状況の中で、みんなが確実にビデオで見れちゃう時代になってるじゃん。
凄いと思うのは、よく審判さん…給料とかも全然高くないの。本当に、あの時間ウーバーイーツやってる方が、全然給料的にはいいのに、この人たちの一生がかかってるようなジャッジをしなきゃなんないものを、よく引き受けるよね。
それが凄いと思う。昔以上に、一生ミスジャッジがネットに流れるという意識を、審判たちは持ってんのよ。で、どうするで言うと、結局、審判いないとできないわけじゃん。そうすると、もっと日本はプロ野球と高校野球が全然仲良くないから、アマチュア野球が仲良くない上に、高校野球がまた独特の進化の仕方をしてて。
高校野球連盟ってのもよく分からないまま、よく分からない団体として成り立ってるから。本来は、野球っていうものの審判の学校があって。そのピラミッドの中に、アマチュア野球の審判の、要するにより成績のいい審判が、より上の試合をジャッジできるようにするべきだし。
で、そこに関しては反省も行われるべきだし、成績もチェックされるべきなんだけど。そういうものがある意味、「俺、審判やってもいいよ」って人の善意で出来上がってる。
もちろん、ライセンス、資格はいるんだろうけど。そういうことで出来上がってるから、今後も揉めるよね。だって、全員が高性能のカメラを持って、見てて。で、しかもそれを世に問えるっていう状態で。
なんかね、これから高校野球はどうなってくるのかね。