2022年12月12日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、甲本ヒロトとの対談でツーショット写真を撮ることに喜びを感じるも一つ懸念していたことがあったと告白していた。
伊集院光:本当に面白ぇなぁと思ったのは、随分緊張せずに…それでもちょっと緊張するけど、甲本ヒロト氏と話せるようになってきて。で、今回もずっと、「ヤダなぁ、ヤダなぁ、ヨーソロー、ヨーソロー」っていう話を(笑)
そこにいた編集の人いるじゃん、ライターの人。「はぁ?」っていう(笑)「それ誰ですか?」みたいな感じだけど(笑)
もうそんな話をずっとしながら。写真撮影があったんですよ。写真撮影があるっつって、で、プロのカメラマン、もう…今時さ、別にiPhoneで撮る人もいるのよ。これ、ネット記事になる取材だから、iPhoneで撮って終わる人もいる。
俺なんかは、iPhoneで撮られて終わるケースがまぁまぁあって。今時、iPhoneも凄い綺麗に撮れるじゃんか。なんかさ、蛇腹のカメラ、坂本龍馬を撮ったようなやつの形のまま、最新みたいなカメラ。
「このカメラのことを質問したら、この人機嫌良くなるんだろうなぁ」っていう感じの。で、質問した結果、「あ、普通のカメラです」って言われる感じの。「あっ…そうっすか」っていう感じの(笑)
だから多分、腕のある、定評のあるカメラマンさんだと思う。で、実は僕も、あと甲本ヒロトさんも、静止画のカメラね。静止画の被写体になるのが凄い苦手なんだよね。どうしていいのかわかんなくなる。「笑って」って言われると嘘みたいになっちゃうし、なんか自分が今何してんのか分かんなくなっちゃう。
でいて、それはどうもヒロトさんもそうだって、まぁ俺が思い込んでんのか、ニオイは凄い感じるわけ。だけど、俺からしてみたら、ヒロトさんの取材の対談相手として呼んでもらって、俺も写真撮ってもらってるわけじゃん。で、その人もヒロトさんが撮れるっていうことに対してやっぱりそのカメラマンとしてのテンション上がってるわけ。
で、「僕が苦手なんです」ってわけにはいかないの、そこに来て。ヒロトさんとツーショット撮るのに、「僕が苦手なんです」っていうわけにはいかない。でいて、ヒロトさんの被写体としての魅力、どんどんカメラマンさんが上がってきてるわけ。
でいて、それがこう…俺からすると「怖いなぁ、怖いなぁ」になっちゃうのは、今までも何度か、そういうタイプのカメラマンさんのもう謎のテンション上がりにお付き合いしたことがあって。
「普通にちょっと、そこ壁もたれかかって撮ってもらっていいですか?」って言って、撮るじゃん。「ちょっと怒った顔で睨んでもらいます?」なんて。
「じゃあ、最大級の笑顔で」とか。「今、好きな人のことをちょっと頭の中で考えてください」みたいな。で、そんなこと言われたら、もう言われるままにするしかないから、言われるじゃんか。「好きな人のこと頭の中で考えてください」って言われたら、もうそんなのフル勃起しちゃうじゃないですか(笑)
で、本当の話なんだけど、「ちょっと一回、机の下潜っちゃいましょうか」みたいな。「マジで?」って、俺からしてみたら。聞いている取材のスペースから言うと、その量の写真は絶対ないと思うの(笑)で、「机の下潜ってください」って、机の下潜って、で、「机の下から、地球を持ち上げてるっていう感じで上にあげてください、手を」みたいなことを言われて、全く使われてないのね。
最初の壁に寄りかかった写真しか使われてないみたいなことが、まぁなくはないわけ。だけど、ここは俺はヒロトさんとツーショットを撮る喜びと、あともしくは俺の主役の場所じゃないからっていうことで、ずっとカメラさんが「次、こうしましょうか、ああしましょうか」ってことに従うつもりで。