2022年11月4日放送のテレビ朝日系の番組『ぺこぱポジティブNEWS』にて、お笑い芸人・伊集院光が、『水曜日のダウンタウン』で物議を醸したインタレスティングたけしの吃音問題に言及していた。
松陰寺太勇:吃音の方は、実は「こういう障害を持っているんだ」って言うんですか?
伊集院光:いや、難しいよ。それは難しい。ウチの兄は、家族にだけはさ、分かってるからさ。
松陰寺太勇:はい。
伊集院光:吃音をベースにしたギャグとかいっぱい持ってるの。
松陰寺太勇:へぇ。
伊集院光:自分が出前とる時に、タンメン頼むと担々麺がくるっていうギャグがあるの。
シュウペイ:ふふ(笑)
伊集院光:面白いじゃん。絶対俺は、この回でしか言えないと思ってるよ。
松陰寺太勇:ふふ(笑)
伊集院光:めちゃくちゃ面白い。自分のコンプレックスは、笑いで昇華できるのは間違いない。間違いないんだけど、これが刺さっちゃう人もいるわけ。
松陰寺太勇:そうですね。本人はいいけど、それをテレビ越しで見てる当事者が傷付いちゃうってことですよね。
伊集院光:そう、そう。そうなの。
松陰寺太勇:たしかに、そういうこと多いですよね、吃音に限らず。
伊集院光:だからちょっと前にさ、バラエティ番組でさ、そういう症状が出る我々の後輩が出て、炎上というか、物議を醸したことがあるんだけど。
松陰寺太勇:はい。
伊集院光:僕は、ああいう人もいてよくて、「自分はこれを笑いに変える」っていうやり方を選んだんですっていう人もいて。
松陰寺太勇:うん。
伊集院光:「だけど、これを全員の正解とはしないでくださいね」っていうのが、みんなに分かると、彼は俺の兄貴のギャグを全部やれるんだよね。
松陰寺太勇:ああ。
伊集院光:でいて、みんなにその心構えができれば、本当にみんな心から笑ってくれて。
松陰寺太勇:うん、うん。
伊集院光:ただこれと、一般の人をそうイジってくのは別ですよっていう自覚もできてく気もするから。
松陰寺太勇:はい。
伊集院光:お笑いの立場からすると、そういう世の中にはなって欲しいな。
松陰寺太勇:楽しみですね。まず、土壌をしっかり整えてからじゃないとなって順番はあるかなって思いますけどね。