2022年10月4日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、日本人が旧統一教会などの「霊感商法」に弱い理由について言及していた。
太田光:俺、同時にね、それって昔ね、社長の叔父さんが亡くなった時に、俺も…茨城の方の病院に入院してたもんだから、社長がしょっちゅう行ってて。
田中裕二:うん。
太田光:俺も行ってて。で、向こうの医者とも話したりしてて。
田中裕二:うん。
太田光:で、亡くなったわけですよ。
田中裕二:うん。
太田光:それで、あちらの畳の部屋に一日、布団敷いて。
田中裕二:うん。
太田光:そこで白い布をかぶせてやった時に、俺もその場にいて、親戚集まった時に、「お顔を見てやって」とか言うじゃない。
田中裕二:はい、はい。
太田光:「○○ちゃん来てるから、笑っているようだよ」って言ってて。俺は社長の親戚のあれだから、黙って聞きながら「そんなことねぇと思うけどな」って俺は思いながら。
田中裕二:まぁまぁ。
太田光:俺ってほら、不謹慎だし。
田中裕二:いやいや…
太田光:そういう神秘的なことって全然って思うじゃない。
田中裕二:はい、はい。
太田光:だけど、そうやって一晩過ごしている内に、「ああ、こういうのって日本人のいいところだな」っていうか。
田中裕二:うん。
太田光:そういう世界中どうかは分からないけども。
田中裕二:うん、うん。
太田光:要は日本のそういうのって、アニミズムって言ってさ、色んなものに精霊が宿るっていう。木でも、ものでも。煤払いとかね、そういうのっていうのは、そういうことの儀式でもあるんだよね。
田中裕二:うん。
太田光:で、言葉にすら言霊って言って。
田中裕二:うん。
太田光:だからそういう意味で言うと「擬人化」。簡単な言葉で言うとね。
田中裕二:うん、うん。
太田光:たとえば、愛着があるものを捨てにくくなったりするじゃない。
田中裕二:うん、うん。
太田光:で、それは世界がどうかは分からないけど、日本人って特にそれ、フィギュアが流行ったり。
田中裕二:ああ、あるね。
太田光:あるいは、アニメに恋したり。そういう一面って俺はいいなぁって思ってるの。
田中裕二:うん。
太田光:だから、別にね、あの時は先週だったっけ?あれ言ったの。
田中裕二:先週ね。この前、言いましたよ。
太田光:それで、YouTubeでも散々ブーブー、ブーブー言ってたけど。
田中裕二:うん。
太田光:それはそれでね、俺は別に良いことだなって思ってるの。日本人の良い部分でもあるな、と思ってる。
田中裕二:はい、はい。
太田光:「ただそれを、人の口を封じるものに使うなよ」ってことは思うし、「それでカネを取るなよ」っていうのも思うけども。
田中裕二:うん。
太田光:だからこそ、日本人ってそういうのに弱いんだな、とも思うし、それってね、表裏一緒の場所にあるんだよね。
田中裕二:はい、はい。
太田光:一緒の場所にあるんですよ。「ご遺体すら擬人化するんだな」って思ったの、その時に。
田中裕二:うん、うん。