2021年9月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、放送禁止用語まみれの録音素材が生放送で流れてしまい大慌てになった過去について語っていた。
伊集院光:本当に昔、ニッポン放送であったことなんだよ。ラジオコントを録りますって、俺、荒くれ者の役でちょっとこう放送できないようなことを言って、で、そのコントの仕上がりは、全部ピーで消えてるから、なんかすげぇアナーキーなディスクジョッキー、荒くれ者の番組なんだけど、何言ってっか分かんないっていうコントを録ったの。
で、消すところに放送禁止用語を入れてたら、ディレクターが消すのを忘れちゃったの。本当にビックリした。で、それもさ、その番組は自分の1人2役で、生のスタジオに俺がいて、「続いては、荒川ラップブラザーズのヒカルさんの登場です」って、別人格の荒くれ者の俺が出てきて。当時、テープですよ。テープ素材が流れるんだけど。
最初の一言目に全員がキョットーンってして。その当時は、豊潤にスタッフがいて。生放送担当のディレクターと、そのコント担当のディレクターが違くて。そのコント担当のディレクターが納品してもういない。
そんなの後から言われたら、ちゃんと検品しろよ、みたいな話なんだけど、当時ドタバタしてたし、そんなことあるわけないと思うから。そのまま流しちゃって。
スタジオにいる俺だけが、この後どうなるか分かるわけ。第一声目がそうなって、コントの面白さとしては、最初、「急に何だよ、ピーって」ってなった後に、もうその後はどんどんピーの回数が多くなっていって、もうピーでしかなくなるっていうコントの展開を知ってるから。
最初、「え?」って思ってるし。あと、スタジオのディレクターも「今、言ったよね?」って。そんなに堂々と言うことないから(笑)「言ったよね」って言ってる間に、「マズイ!」ってなって。
「止めろ!止めろ!」みたいな感じで、ドタバタドタバタしていた記憶があって。