2021年6月26日放送のニッポン放送系のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、芸人にとって嬉しくない「ネタやギャグの振り」は番組スタッフと話し合っても理解し合うことはできないから「読み飛ばす」と明かしていた。
若林正恭:俺、この間『あちこちオードリー』の反省ノートの回で、吉住さんが言ってたけど。
春日俊彰:うん。
若林正恭:あったんだよね、一回ね。野球の審判のネタで、『THE W』でさ。
春日俊彰:優勝してね。
若林正恭:そう。あれって、意外と「やっぱそうなんだなぁ」って思うけどさ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:読み飛ばしなんて、結構、日常茶飯事で俺、やってんのよ。
春日俊彰:はいはい、台本にね。
若林正恭:うん。で、結構多いのが、「もうこの番組、呼ばれないんじゃないですか?」とか。「一回目と二回目、だいぶあきましたけど、何が良くなかったんですかね?」とかって、台本とかカンペで出るんだけど、結構読み飛ばしてんのよ。
春日俊彰:ふふ(笑)
若林正恭:でも、尾形君とかだったら言うと思う、ギャグとか。
春日俊彰:ああ、はいはい。
若林正恭:当たり前のように「一発ギャグ」って書いてあるからね、台本って。便利グッズとか、便利グッズの説明をした後に、最後の行に「じゃあこれを持って、一発ギャグお願いします 若林」みたいに、めちゃめちゃ書いてあるの。
春日俊彰:ああ。
若林正恭:でも、それってさ、対話しても無理だから。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「こういうのやめましょうよ」って言っても、そこにはやっぱり深い分断があるから。
春日俊彰:ふふ(笑)
若林正恭:相互理解はファンタジーになっちゃうんですよ。
春日俊彰:はい、はい。
若林正恭:文句みたいになっちゃうし、凄く気持ちよくやりたいって気持ちもあるじゃない?
春日俊彰:うん、うん。
若林正恭:だから、別のことをやるしかないよね。
春日俊彰:別のこと?別の振り方をするってこと?
若林正恭:物自体になんかがあれば、カセをつけて「こうしてみてください」とか。
春日俊彰:ごっそりなくすんじゃなくて、代わりになんか入れるってことか。空欄になっちゃうからね。
若林正恭:でも、それってみんなやってると思うのよ。
春日俊彰:ああ、MCの人?
若林正恭:うん、そうそう。
春日俊彰:こっちには分かんないけど、MCの人の台本には。
若林正恭:うん。