明石家さんま、田村正和が『古畑任三郎』撮影中に台詞を噛んだことをイジったら現場が凍りついてしまったと明かす「シーンとしたんですよ、現場が」

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2021年5月22日放送のMBS放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(毎週土 22:00-23:30)にて、明石家さんまが、田村正和が『古畑任三郎』撮影中に台詞を噛んだことをイジったら現場が凍りついてしまったと明かしていた。

明石家さんま:田村さんが、台詞を噛まれたんですね。で、俺は弁護士の役だったんで。

飯窪春菜:はい。

明石家さんま:弁護士と古畑任三郎の戦いの回なんですよ。

飯窪春菜:はい。

明石家さんま:「しゃべりすぎた男」っていうタイトルで。要するに、田村さんが亡くなられたので、「2本放送します」って、そこの中に入ってなかったんですけど。

飯窪春菜:なかったんですね(笑)残念(笑)

明石家さんま:話題の作品だったんですけどね。

村上ショージ:話題なら一番に流れるやろ(笑)

明石家さんま:周りでは、あれが一番面白いって言ってるからね。きっと俺だろうと思ってたら、イチローの方が選ばれたみたいでね。

飯窪春菜:ああ。

明石家さんま:ウチのテレビでは上映しましたから、悔しいから(笑)

生田衣梨奈:いやいや(笑)

明石家さんま:で、噛まはったから。俺の仕事の現場では噛むことなんかあるし。俺ら二人とも、難しい弁護士台詞やから。

村上ショージ:難しいですよね。

明石家さんま:難しい専門用語を喋らなアカンので。俺も一生懸命。で、田村さんは全部入ってはるっていう人やから。もう台本なんか持ってはらへんのやからな、現場では一切。

村上ショージ:へぇ。

明石家さんま:で、「どうしてはるんですか?」って言ったら、「朝起きて、葉っぱを集めて焚き火しながら練習する」っていう。

村上ショージ:葉っぱなかったら大変やん。

明石家さんま:葉っぱなかったら台詞覚えられない。…そういう話をして、「凄いですね」って言うたら、ある日、噛まはったんですよ。

飯窪春菜:はい。

明石家さんま:で、俺が先に噛んでNG出すのイヤやったから、天下の田村さんやし、難しい台詞やし。絶対、今回NGは田村さん先に出して欲しいって思ってたんですよ。

村上ショージ:うん。

明石家さんま:それで田村さんが噛みはったんで、「噛んだね!」って言うて。そういうこと言える空気感の人なんですよ。「噛みましたね、田村さん。よかった~、スタッフの皆さん、田村正和噛みましたよ」って言うて、ウケると思ったら、シーンとしたんですよ、現場が。

村上ショージ:「何を言うねん」みたいな。

明石家さんま:ほんなら、ADさんが来て。その回の主役ですよ。ADさんに呼び出されたんですよ。

飯窪春菜:はい(笑)

明石家さんま:なんでかなって思って、前室行ったら、「すみません、さんまさん。田村さんはこの『古畑任三郎』で、一度も噛んだことがないんです」と。もちろん、台詞を忘れたこともなければ。

飯窪春菜:うん。

明石家さんま:噛んだことなかったらしい。「すみません、僕らも本当は笑いたかったんですけど、田村さんはそういうことがないんで、『噛んだ』とか、『田村さん先でっせ』というのは、やめていただけますか?」って(笑)

飯窪春菜:ふふ(笑)

明石家さんま:「それは言われたらやめますけど…でも、田村さんも笑ってはりましたやん」「でも、本当に初めてのことなんで」っていうので、俺もうどうしようかなって思ったんですけど。

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