2019年7月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田松之丞が、フジテレビ系の番組『人志松本のすべらない話』に出演したナイツの塙宣之が「緊張しているフリ」をしていたと暴露していた。
神田松之丞:俺はその日(『人志松本のすべらない話』収録日)がね、お寺さんで会があって、その後にすぐタクシーか何かでここに来てさ。寺もちょっと遠い寺で、そこからフジテレビ入ってってさ、やっぱ良かったのが、いきなり『すべらない話』に入っちゃうと、こっちも緊張とかするんだろうけどさ、もう寺でさ、1時間ぐらい一席やってるからさ、そうなると全然緊張しないね、えらいもんで。
で、楽屋入ったらさ、もうなんかそうそうたるメンバーがさ、もうなんか凄い空気なのよ。本当に、高校の時のさ、本当にそのなんだろう、試験を受ける時みたいな感じのイメージ?みんなに分かりやすく伝えると。
でも、なんでこんな空気になってるかもよく分かんない。だって、自分の持ちネタを言うだけじゃんって、俺は思ってるんだけど。で、みんな凄い緊張感があって。で、後で松本さんも来て。「おはようございます」みたいな感じにみんななってさ。
とにかく空気が凄いわけ。で、こんなのって、もう感じたことない空気なのよ。で、ふってさ、ナイツの塙さん見たら、塙さんも同じような空気なんだけど。俺、じーっと見てたんだけど、「コイツ、嘘ついてんな」って思ったの。
吉本さんの、松本さんはじめとして、なんかピシッとして緊張感ある、外せないみたいな。だってさ、考えたらレギュラーの人たちって、すべらない話なんてさぁ、新しいやつであればあるほど楽なんで。だって、ネタいっぱいあんだからさ。
あの人たち、もう100個以上ネタ、かぶらずに回してるるって言うんだよ。それ地獄じゃん。あの人たちはむしろ前座噺みたいなんで、キャリア的にもウケさせなきゃいけないっていう、そこのプレッシャーだと思うんだけど。
でも、塙さんって結構、10年前に1回出たくらいなんだよね。だから、もうネタ豊富なんだよ、あの人。で、なんか緊張してるフリしてんだよ。
俺、腹立って、その感じに。「してねぇだろ、お前」って思って。「なに、その場に合わせてんだ」って思って。塙さんに廊下歩いてる時に、「塙さん」「なに?」「緊張してないでしょ?」「してない」って(笑)
「なんでしてるフリしてたんですか?」「いや、してるフリしてたとかじゃないんだけどさ。場に合わせた方がいいかなって」「塙さん、なんでそんな嘘ばっかりついてんですか?」「いや、嘘とかじゃなくて…」って。
「緊張する時って、いつなんですか?」って言ったら、「漫才の時だけかなぁ」って。嘘つけよ。漫才の時も、大して緊張してないだろって思ってさ。「本業ってのは、やっぱり緊張するよね」って。「あとは別に本業だと思ってないからさ」って、いつもの塙フェイスで言ってて(笑)
全部嘘で塗り固められてんだよ(笑)恐ろしい男だなって思って。
っていうか、みんな立場が違うし、もうその人たちはすべれないからさ。ウケなきゃいけないっていうのは分かってるんだけど、塙さんなんかとにかくさ、寄席演芸の師匠方とか先生方のネタで罵詈雑言やってんだから。「死ぬほどあるじゃん」って思って。
で、実際にね、乗り込んでいくんだけど。