東野幸治、『やりにげコージー』で番組セットのデザインをスタッフが雑誌から丸パクリしたところ「デザイナーからクレームが入り、裁判沙汰になる可能性もあった」と告白

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2020年6月3日配信開始となったYouTube動画『東野幸治の幻ラジオ』第38回にて、お笑い芸人・東野幸治が、テレビ東京の番組『やりにげコージー』で番組セットのデザインを番組スタッフが雑誌から丸パクリしたところ、「デザイナーサイドからクレームが入り、裁判沙汰になる可能性もあった」と告白していた。

東野幸治:「16年目の真実」という話でございます。これ、何の話かといいますと、『やりすぎコージー』という番組、ありましたよね?今、都市伝説だけ残って、スペシャルやってます。

結局、都市伝説しかなんか、ゴールデンで皆さんの興味をそそるような企画はできなかったんですけれども。それ、僕と今田さんとか、千原兄弟とかね、野爆とか一緒にやってるんですよ。

で、実はそれの前身の番組で、『やりにげコージー』っていうのがあって。元々、「テレビ東京で今田さんと何か深夜やりませんか?」って。「ああ、やります、やります」っていうのが、16年前に始まったんですよ、深夜で。2年ぐらいやったんですかね。

で、その後、『やりすぎコージー』にタイトルも変わって、リニューアルしていくんですけど。まぁ、とにかく、当時SNSもない時代、16年前ですから。ある程度無茶もできるし、無茶して怒られても、ちょっとやり逃げね、したったらええやんって。

色んな企画やって、怒られる前に逃げたったらええやん、ぐらいの多分コンセプトな、ちょっと尖った感じ。36歳ですかね。

それの1回目の収録の時に、スタジオ行って。で、「スタジオで今日は喋ってください」みたいなことを言われてて、「あ、分かりました」って言って、スタジオに行ったんですよ。

ほんならやっぱりテレビ東京、まぁまぁ皆さんも知ってると思いますけど、あんまり予算のないテレビ局で、なおかつ深夜、さらにお金がない。どんなセットなんやろ、セットも何もないんかなって思って行ったんですよ。

ほんなら、ダンボールを上手に使った、ダンボールだけのセットなんですよ。なんか角ばってて、ダンボールだけで、スタイリッシュなオシャレなセットなんですよ。「これ、カッコイイですね」みたいな。

まぁ、スタッフも自信満々で、「お金あんまりないんで、ダンボールでシャレた感じで、ちょっと集中できる、スタイリッシュな感じにしたんです」って言ってて。「本当ですか、格好いいセットですね、これなんかゴールデンも行けんちゃいます?やっぱお金やないですね」「まぁ、そうですね」みたいなことを言ってたんですよ。

で、トーク収録してて。2回目の『やりにげコージー』の収録の日が、2週間後きて。オンエアもされて。またその2週間後にスタジオ行ったら、ダンボールだけのスタイリッシュなセットなんですけど、そのダンボールに、色んなもの置いてるんですよ、ダンボールのところ、色んなスペースに。照明とか、小道具とか。

前回までスタイリッシュやったんですよ。カッコイイはずなのに、なんかごちゃごちゃ物を置いてるんですよ、言うたら招き猫とか、照明とかお土産みたいな奴とか。何かそういうのをそのダンボールの一角に色々置いて、ごちゃごちゃしてるんですよ。

「前回のスタイリッシュな方が良かったのに、なんでこんなごちゃごちゃするんですか?」って言ったら、「いや、なんかちょっと寂しいかなぁ」とか、スタッフも口ごもりながら。

「寂しいかなぁって思って、ちょっと色んな物置いたんです」って言ったんですよ。ここでクエスチョンです。一体なぜ、1回目のスタイリッシュなセットを、色んな物をごちゃごちゃ置いて、まるでダンボールを隠すような、きちゃないセットにしたんでしょうか?

考えてください、皆さん。16年目の真実でございます。正解は…最初のダンボールのスタイリッシュなセットは、オシャレ雑誌から丸パクリしたからです。そして、そのオシャレ雑誌から丸パクリしたそのデザイナーが考えたダンボールのスタイリッシュなセットを、オンエア見たそこのスタッフが、テレビ東京にクレームの電話を入れたから、大至急…怒られる、裁判になったら負ける、と思ったので色んな物を置いてごまかした、というのが正解でございます(笑)

『やりにげコージー』でございます。そして結果、裁判にならなかったんです。じゃあ二つ目のクエスチョン。怒ってる、向こうサイドは激怒しています、デザイナーは。でも結果、裁判にもなりませんでしたし、世の中にそういう情報も漏れることはございませんでした。なぜ裁判にならなかったんでしょうか?

正解は、16年目の真実でございます。そのデザイナーさんのよく遊ぶ友達は、ウチの一個上の兄貴の学生時代の親友で、たまたま僕がその時期、その兄貴の親友と東京で会って、「今度ご飯行こう」って言われて、「行きましょう、久しぶりですね」と、昔から知ってるから。

で、ご飯行ってる席に、その兄貴の友達が、「ちょっと知り合い来るけどいい?」「あ、全然いいですよ」って言って、来たのがなんとそのダンボールのスタイリッシュなセットを考えた、デザイナーの人だったからです。

僕はその人から初めて、事の一部始終を聞いて、「あっ、だからあのスタイリッシュなセット…」と。テレビ屋さんがそんなスタイリッシュなセットを作れるはずないのにおかしいな思ってたんですよ。

ほんで、スタッフがテレビ見てクレームの電話入れて、大至急、色んな物を置いてごまかしたんですね。それも見てて、「なんちゅうセコい奴らやって思ったんです」って話を、初めてその方から聞いて、「これはヤバイ」と。

ここで俺がする仕事は、とにかくそのデザイナーにお酒飲まして、ご機嫌にして。「まぁまぁ、今回だけは大目に見ますけど、勘弁して下さい」みたいなトーンにさせなければいけないと思って、必死で2~3時間、盛り上げましたよ、本当に。

甘茶でかっぽれ、甘茶でかっぽれ。全裸で靴下だけ穿いて、右のお盆でおちんちん隠し、左のお盆でおちんちん隠し、甘茶でかっぽれ、かっぽれって(笑)踊りながらなんとかご機嫌にさして、許してもらいました。

で、後日その『やりにげコージー』でその話をしたら、スタッフは本当に悪びれる様子もなく、この『やりにげコージー』立ち上げの時にセットどうしよう、お金がない、雑誌ペラペラめくりながら会議してたら、たまたま手にとったシャレた雑誌の中で、ダンボールだけのセットがあって、「あ、こんな感じのセットがいいんじゃない?」みたいな話になって。

で、美術さん呼んで、「こんな感じのセットにして」って言ったら、美術さんも多少ちょっと変えたらいいのに、その美術さんも根が真面目なんでしょうね、まんま完コピしたセット作った、と。

で、オンエアした後、そのデザイナーのスタッフからクレームあった時は、まぁビビったって言ってましたけどね、はい。とにかく、その話もしたんですけど、多分、テレビ東京としてこれオンエアして欲しくないからカットしたと思うんですけれども、『やりにげコージー』の最初のセット、急に変わっちゃったのは、実はこういった真実があったからなんでございます。

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