佐久間宣行、篠山紀信が雑誌『BRUTUS』に掲載する写真をたった4枚しか撮影せず確認もしないことに驚く「衝撃だなって思って」

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2019年7月3日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行が、篠山紀信が雑誌『BRUTUS』に掲載する写真をたった4枚しか撮影せず確認もしないことに驚いたと語っていた。

佐久間宣行:(雑誌『BRUTUS』で、岸井ゆきのと対談することになり、その写真を篠山紀信が撮影することとなった)待ち合わせ場所っていうか、撮影場所の喫茶店に行ったの。

そしたら、篠山紀信がいるのよ、ドーンッと。あのモジャモジャ頭の篠山紀信がいて。もうセッティングしてんの、どでかいカメラを持って(笑)レトロなどでかいカメラかなんかを持って。

で、岸井ゆきのも来て。「あ、久しぶりです。ご指名ありがとうございます」っつって。そしたら、もう篠山紀信さん凄いよ。「佐久間さん、タレントとか女優相手に一番ムカつく時ってどういう時?」って急に言われて。

「ああ、説明してんのに、見えませんっていう時ですかね」って言ったら、「はい、それ。じゃあそれ撮ります。座って」って。

「岸井さん、『見えない』って顔して。それで佐久間さん、『なんだコイツ、難しいなぁ』って顔をしてください」って。「あ、はい、分かりました」って言ったら、「はい、撮ります。この辺か、よし」って、パシッて撮って。しかもレトロなカメラだから、確認もできないの。

「この辺か、よし」って言って、「撮れただろう」って、一枚撮って。で、全く見ないで、そんな感じで。「じゃあ、佐久間さん、次はもうちょっと面倒くさそうな顔をして。はい、いいよ。ああ、いいねいいね。この辺か、よし」って言って撮って。4枚撮ったの。

「撮れただろ。終了」って、4枚しか撮らないんだよ。凄くない?(笑)衝撃だなって思って。

で、また冗談交えて。「これ、フィルム高ぇから、このカメラ。4枚しか撮らない」って。超カッコイイよ(笑)

「うわぁ」って思って。で、俺と岸井さんの隣に座って、俺の「うわぁ」って顔を見たんだろうね。「教えてあげたほうがいいかな」って感じで、「いや、できるだけ構図とか表情を追い込むけど、最後はどうなるか分かんねぇな、このぐらい余白残してエイヤッていう、そこにしか奇跡は起きねぇんだよ」っつって(笑)

超格好よくない?(笑)「追い込むだけ追い込んで、最後は分かんない、その分かんないが、二度と撮れない写真なんだ」って。「あのね、デジタルで何百万枚も撮る中にはね、1枚もいいのない」って。

はっはっはっ(笑)「うわぁ!すげぇ!」って思って。「超カッコイイっすね」って言ったら、「まぁ、でも俺が失敗しても、『これでいいだろ』って言って、反対する奴いねぇから」って(笑)

そらそうだっつって(笑)で、ずっと前かなんかに、明らかに雨で、外で撮ってる時に、ほんのちょっと傘が入っちゃったんだって、ビニール傘が。で、それを「俺ね、佐久間君。『味だ』って、押し通した」って(笑)

面白ぇなぁって思って。レジェンドクラスっていうのは、やっぱりそういう逸話がガンガン出てくるんだなぁって思って。

だから、篠山さんと今撮った、岸井ゆきさんとの写真が、『BRUTUS』に載ってるんで。

BRUTUS (ブルータス) 2019年 7/15号

それ、4枚しか撮ってないから(笑)凄いから見て欲しい(笑)

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