2020年1月16日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、おぎやはぎの矢作兼が、テレビ東京の番組『家、ついて行ってイイですか?』で、オンエアされていないにも関わらず「ヤラセ疑惑」と報じた週刊女性に激怒していた。
矢作兼:「『家、ついて行ってイイですか?』、ヤラセ疑惑のやっぱり感」みたいな。
小木博明:何、これ。どこの?週刊女性なんだ。
矢作兼:失礼しちゃうよ、本当に。週刊女性だけど。
小木博明:何?これ。「おぎやはぎ矢作、ビビる大木ショック」って。
矢作兼:ヤラセ…あの番組はそもそもさ、素人をつかまえて。夜中にさ、終電終わった後にね、基本ベースはね、色んなのあるんだけど、終電終わった後に、「タクシー代払うんで、家ついてっていいですか?」っていう番組があるのよ。
小木博明:はい。
矢作兼:で、もう本当考えられないぐらいの量、声かけて。
小木博明:はい。その苦労、聞いたことありますよ。物凄いんだよね、あれね。
矢作兼:だってもう、俺の近い知り合いでも、何人もいんだから、声かけられたことある人。
小木博明:凄い聞いて、で、使われるのなんて、本当数%でしょ。
矢作兼:年間、何万人と声をかけるって言ってたから、全部でね。
小木博明:うん。
矢作兼:スタッフが結構、百隊ぐらいいる、みたいな話も聞くし。
小木博明:うん。
矢作兼:で、そうやって声かけて行くんだけど。
小木博明:うん。
矢作兼:やっぱ結構、良いストーリーがあんのよ。なんかこう…
小木博明:分かる。奇跡的な話あるよね。
矢作兼:そう、そう。
小木博明:俺も何度か見たことありますけど。
矢作兼:あるでしょ。
小木博明:考えられない偶然というか、奇跡というか。
矢作兼:そう。
小木博明:もう、涙なくしては見れないような。もう素晴らしい、映画のようなのあるよね。
矢作兼:そう、そう。だからヤラセだって疑惑が出るわけよ。
小木博明:でも、ヤラセってあそこまでできないと思うよ、あの話は。色んなのあったけど。
矢作兼:まぁね。
小木博明:今回のこの記事に関しては、本当のヤラセの話なんでしょ?
矢作兼:そう、「事前に取材ディレクターから出演を依頼された」って人物に話を聞くことができたって。
小木博明:あららら。
矢作兼:30代男性さんAさん。その人はね、タレント活動をしており、芸能プロダクションにも所属。現在は所属事務所を離れ、アルバイトを中心に生活してるんだけど。
小木博明:そんな奴だ。
矢作兼:そう。で、制作会社のディレクターからオファーされて、18年の夏に「取材したい」と。
小木博明:うん。
矢作兼:って言われて、街で偶然出会ったように装って、で、やって。
小木博明:うん。
矢作兼:で、やりました、と。
小木博明:はい。
矢作兼:で、その後に、一回またかかってきて。「もう一回、撮り直して欲しい」みたいなことを言われて、撮り直しましたっていうふうに、この人は言ってて。
小木博明:なるほど。
矢作兼:ただ、そこはオンエアされてないんだって。そこなのよ、問題は。
小木博明:そこだよね。
矢作兼:オンエアされてないのに、まず、そもそも。それで「ヤラセ疑惑」って、これ本当、週刊誌とかもそうなんだけど、これさ、今、俺、ちゃんと読んだよ。
小木博明:読んだね。
矢作兼:これ、週刊女性とかって歯医者さんとかに置いてあるじゃない。歯医者さんとかでパッてチラチラ見てて、読むの面倒くさいじゃん。
小木博明:うん。
矢作兼:見出しだけ見ちゃうと、「ヤラセ疑惑のやっぱり感…あ、『家、ついてってイイんですか?』って、ヤラセやってたんだ」って思っちゃうじゃん。
小木博明:思うよ、この見出しは。
矢作兼:でも、よく読んだら、オンエアしてないんだよ、まず。
小木博明:大体、今までのヤラセ疑惑って、オンエアされた話だからね。
矢作兼:そうでしょ。ちゃんとボツになってんのよ。それはいっぱいの人数が出てるわけ、ディレクターが。たしか2人一組なんだよね。
小木博明:うん。
矢作兼:ADとディレクター、みたいな。それが何十隊と出てて。もちろん、外注の人たちもいっぱいいて。で、総合演出の人がいて、その人が集めてきたやつを見て、それでオンエアするかどうかとか、順番とか決めるわけだけど。
小木博明:うん。
矢作兼:だけど、やっぱりそこでもしかするとさ、外注だしさ、いないことはないと思うんだよ、やっぱり。
小木博明:うん。
矢作兼:あまりにも大変な作業だから。ヤラセしたくなるぐらい。だってもう、ずーっと声かけて、一個も引っかからなかった時には、ヤラセもやりたくなるよね。だから、やる人もいると思うの。でも、それをちゃんといけないことだから、VTRチェックして、「大丈夫?」って思ったやつをやってんの。
小木博明:ねぇ。
矢作兼:そこでもちゃんと、弾いてるわけじゃん。
小木博明:そこで見極める人がいて、ちゃんと弾いてるんでしょ。
矢作兼:ちゃんと弾いたのよ。弾いたのに…これ、オンエアしたらまだいいよ。弾いてんのに、これ…
小木博明:だから、これ記事になってのおかしいよね。弾いたやつを記事にしてたら意味ねぇじゃん。
矢作兼:ちょっと…
小木博明:そしたら、もうなんでも記事になっちゃうよ。
矢作兼:ちょっとね、これは本当に困ったもんですね。