2025年9月1日放送のテレビ朝日系の番組『耳の穴かっぽじって聞け!』にて、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が、ブラックマヨネーズがM-1グランプリ優勝を果たした翌年に「これ、勝たなアカンわ」と優勝することを初めて意識した理由について語っていた。
井口浩之:優勝ですから。優勝した瞬間はどうでした?
徳井義実:久々に行った、(2001年以来)2005年の時に、ブラマヨが優勝すんねんけど。
井口浩之:はい、はい。
徳井義実:俺らが5位で。やってんけど、ブラマヨはもう1位やなぁって、自分の中で思って。
井口浩之:はい。
徳井義実:自分の中では、2位やったのよ。
井口浩之:はい。
徳井義実:だから、「今度でええか」みたいな。割と納得、みたいな。
久保田かずのぶ:ああ、そうなんだ。
徳井義実:で、とはいえ、次の年も決勝行ったから。「もうこれで決勝行ったら、もう優勝せなアカンな」って、その時に初めて。
井口浩之:へぇ。
徳井義実:今まで、賞レースで勝ちたいとか、あんまなかったのよ、俺も福田も。
井口浩之:はい。
徳井義実:そんななかってんけど、初めて「あ、これ勝たなアカンわ」っていう。ここで勝たないと、勝ち方を知らん奴になってもうて。
井口浩之:うん。
徳井義実:「今後、多分勝てへんな」って思って。「出るなら、勝とう」っていうのは、初めてそこで思いましたね。
久保田かずのぶ:それで勝ててるから凄いよね。
井口浩之:そうっすね。それはやっぱり、ブラマヨさんの影響もあったというか。「コイツら、こんな行ってるし」みたいなのはあったんですか?
徳井義実:影響は分からへんけど、かなりのプレッシャーでしたね。
井口浩之:うん。
徳井義実:関西で、同じレギュラー番組とかやってたから、まず恥ずかしいし。
井口浩之:ああ。
徳井義実:同期でなんかライバルや、みたいな感じでワー言われてて。
久保田かずのぶ:なるほど。
徳井義実:で、なんとなく使い勝手はウチらの方がよかったから、機嫌ようやるし。だから、仕事の量は俺らの方が多かったの。
井口浩之:なるほど。
徳井義実:でも、ブラマヨがM-1とって、無茶苦茶おもろい漫才やって優勝した。一気に逆転されて。
井口浩之:ああ。
徳井義実:めっちゃ恥ずかしい1年間を送って、みたいな(笑)
井口浩之:でも、そこ恥ずかしいって感情なんですね。
徳井義実:恥ずかしかった、とにかく。
久保田かずのぶ:恥ずかしいって何なんやろうなぁ(笑)
井口浩之:僕らだと、嫉妬したりなんだよとか、自分も報われたいってそっちに行きそうですけど、恥ずかしいっていうのは、なんか聞いたことない感情ですけど。
徳井義実:ウソでも、負けてないような顔をしとかなアカンのちゃうのかなって思ってもうたから。
久保田かずのぶ:うん、なるほど。
徳井義実:白旗上げるのは簡単やけど、それやってもうたら、プロとして違うんちゃうかなって。
井口浩之:うん。
徳井義実:って思って、負けてへん顔をすんねんけど、すればするほど、めっちゃ恥ずかしいねん(笑)
久保田かずのぶ:自分に対して恥ずかしいってことね(笑)
徳井義実:うん。だって、周りは負けたん知ってるんやもん(笑)「なんでお前、そんな顔できんねん」って(笑)
久保田かずのぶ:澄まし顔すなよっていう(笑)
徳井義実:そう。で、それまでの間に、フットが優勝したり、なんやかんや、周りの人間が優勝していく中で、M-1とって、東京行って「こうやって売れんねや」って道筋が、段々大阪の俺らにもなんか見えてきて。
井口浩之:はい。
徳井義実:そこで初めて「売れよう」っていうのは、ちょっとこの時期になってやっと思ったんかもしれん。

