2025年4月7日放送のテレビ朝日系の番組『耳の穴かっぽじって聞け!』にて、お笑い芸人・東野幸治が、『あらびき団』はオーディションで「有望な芸人不在」を逆手に取って始まった番組であると明かしていた。
ナレーション:『行列』はたまたまレギュラーになった。その後は激動の連続、貴重な体験。『あらびき団』は自分らしい立ち位置をもらえた。スタッフといっしょに考えて始めた番組。
井口浩之:『あらびき団』は…
東野幸治:『あらびき団』はたまたま、『レッドカーペット』とか、ショートネタブームとか、色んなネタ番組があって。
井口浩之:『エンタの神様』とかあって。
東野幸治:で、TBSなくて、吉本制作でネタ番組をやりたいです、と。
井口浩之:はい。
東野幸治:で、「藤井隆さんとMCお願いします」って言われて。「はい、はい」って。「で、どういうのするんですか?」って。
井口浩之:はい。
東野幸治:「いやぁ、ちょっと一応オーディションしたんですけど、いてないんですよね…」って言われて。「なんですか?いてないって」って。
井口浩之:芸人はね、あまたいると聞いてますけど(笑)
東野幸治:って相談も受けてたから。
井口浩之:凄いっすね、「オーディションしたけどいません」っていう(笑)
東野幸治:だから、「ちゃんとした人、いないんです」って。
井口浩之:ふふ(笑)
東野幸治:指、鉄砲にしてパンパン撃つ人とか、そんな人いないんですけどって。
井口浩之:はっはっはっ(笑)
東野幸治:「どうしましょう?」って言われた時に、「じゃあ、客もやります」と。
井口浩之:はい、はい。
東野幸治:だから、「俺と藤井君で、お客とツッコミと全部やります」と。「映像だけ撮っといてください」って。
井口浩之:本来は、ネタはネタでちゃんと流して。ネタ中に映るとかってあんまないですもんね。
東野幸治:ないですね。多分、第一回の最初だけ、客5~10人入れて。その一発目、Vの中に客も入れてて、笑いもない。それ、耳障り悪いから、「いや、全部こっちでやります」って言って。
井口浩之:はい、はい。
東野幸治:って言って、できたのがあれなのよ。で、ネタ番組っていうカテゴリーやけど、作ってる人、我々からすると『あらびき団』っていうのは、VTR鑑賞番組なんです。
井口浩之:へぇ。
東野幸治:っていう新しい見せ方みたいなんで、世の中に認知されたから、「あ、やっぱ間違ってなかったんや」って。楽しいし、自分の考えたフォーマットが、世の中にちゃんと伝わったって。

