2019年12月17日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、梅宮辰夫が隠していた「精巣腫瘍」のことを闘病中だった田中に打ち明けて励ましてくれたと明かしていた。
太田光:(梅宮辰夫の)お父さんがね、お医者さんなんだって。
田中裕二:そうなんだ。
太田光:親父が医者になって欲しかった。だけど、自分は学力も足りなくて、医者にはなれなかった。その時も何も言わなかったんだって、お父さん。
田中裕二:うん。
太田光:その時に見た映画が『シェーン』で、映画の世界に行きたい、しかも少年の方になりたい、つまり少年に戻りたいっつって、映画の世界に入ったんだって。
田中裕二:うん。
太田光:そっから、睾丸の癌になった。これはね、実は山田雅人曰く、誰にも打ち明けてないって言うんだよ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:で、そっから「余命2年」って言われたんだって。
田中裕二:うん、そうなんだ。
太田光:お父さんお医者さんだけど、断絶状態で。
田中裕二:うん。
太田光:実は梅宮さんに隠れて、お父さんが全部の自分のつてを頼って、上手くそっちに差し向けるようにして、その手術をして、回復したんだって。
田中裕二:へぇ。
太田光:だけど、その余命2年って言われた時に、お父さんから久しぶりに電話かかってきて、食事をして。
田中裕二:うん。
太田光:その後、分かれたんだけど。梅宮さんは自分がそんな状態だって分かんなかったんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:ずーっとその梅宮さんが帰る姿を、見送ってたんだって。
田中裕二:うん、うん。
太田光:そんな親父じゃなかったのに。
田中裕二:うん。
太田光:まさに『シェーン』のあのシーンのように、親父が見送ってたんだって。
田中裕二:ああ。
太田光:「親父も年だな。これから大事にしよう」って思って。で、あの人は睾丸摘出したんです。
田中裕二:はい。
太田光:で、俺はそれを聞いて。「実は田中が、同じ病気なんです」って。で、睾丸摘出した時に、梅宮さんがね。
田中裕二:そう、そう。
太田光:お前をスタジオの隅に呼んで。「田中君」って。「これ、誰にも言ってないんだけど…」って。
田中裕二:「一緒なんだよ」って。「俺も玉一つだよ」っつって。「え?!そうなんですか」って。
太田光:って言ってくれたんだよね。
田中裕二:「俺も30いくつだから、同じぐらいだったよ」って。
太田光:うん。
田中裕二:「大丈夫だから。俺、ピンピンしてるだろ」って。
太田光:それで勇気づけられたんだよな、お前がな。
田中裕二:そう。あと、クワマンとね。
太田光:クワマンもそうなんだけどね、実はね。
田中裕二:そう。
太田光:だけど、梅宮さんのその言葉が、凄い勇気づけられて。
田中裕二:そっか。それは全然言ってなかったんだね。
太田光:言ってなかったことらしい。だから、お前にも内緒で教えてくれて。
田中裕二:内緒でね。聴いてて、当時。