2024年12月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が、令和ロマンら大学お笑い出身者は「感性・伝統」が主流だったお笑い界に「分析・研究」を持ち込んだと指摘していた。
矢作兼:もうあんなね、頭のいい人たちに優勝されちゃったら、「もう何も言えねぇな」っつって。
小木博明:うん、そうね。
矢作兼:俺たち芸人、もうだって攻略されちゃってんだから。勝てるところ、何もねぇじゃねぇかって。
小木博明:うん、攻略されました、完全に。
矢作兼:で、二連覇なんて、もうそうなんだよ。
小木博明:そうだね。
矢作兼:でも、そうは言ったって真空ジェシカだって高学歴よ。
小木博明:そうよ、あそこも凄いからね、二人ともね。
矢作兼:そうよ。だから、「分析が凄い」とか言うけどさ。
小木博明:うん。
矢作兼:頭がいいとかじゃなくて、俺思うんだけどさ、最近そのそういう頭のいい大学お笑いの人たちが来て、結局頭のいい人たちが考えると、どんどん、どんどんこうやって強くなってくっていうけど。
小木博明:はい、はい。
矢作兼:分母が大きくなってるだけの話だろ?
小木博明:多分ね。
矢作兼:昔はそんなに大卒の人、いないじゃない。
小木博明:いなかった。
矢作兼:今はさ、もう凄い大々的なサークルらしいから。
小木博明:うん、そうね。
矢作兼:単純にさ、頭がいい芸人が増えてきちゃってるから。それは上位にだって残りやすいよな。
小木博明:そうだね。
矢作兼:昔と違う、数が。
小木博明:たしかにそうだな。
矢作兼:そうでしょ。だからもうなんか勝手に、この頭の良い奴が勝ち、みたいになってるけど。
小木博明:今まで頭のいい人たちね、そういう高学歴の漫才師もいたけどさ。
矢作兼:うん。
小木博明:それでもさ、漫才っていうものに対するこの考え方がちょっと古くてさ。古いっちゅうか、今までのその「漫才っていうのは、こういうもんだ」って思ってる人たちがやっぱ高学歴の中にもいてさ。
矢作兼:うん。
小木博明:そこの感性に合わせてやってたんだよ。
矢作兼:うん。
小木博明:だから高学歴でもあんまりいい成績とれなかったのが、この令和ロマンあたり、去年とかその2年ぐらい前からは、その昔のしきたりというか、伝統みたいな漫才をもう破って。
矢作兼:うん。
小木博明:地頭の良い、だから勉強のやり方でやってきちゃったから。
矢作兼:うん。
小木博明:だから、こういう風になってきちゃってきたんだよね、もう。
矢作兼:勉強のやり方?
小木博明:もう勉強なのよ、これ。
矢作兼:いや、だからそうなのよ。
小木博明:今までは勉強しないで、感性で「漫才ってこういうもんなんだろうな」っていうことで、昔の物真似をしてきたわけじゃん、いろんな人の、売れてる人の。
矢作兼:うん。
小木博明:だから上手くいかなかったんだよ。
矢作兼:ああ、なるほどね。
小木博明:今までは。でも、2~3年前から勉強するようになったの。
矢作兼:そうか。
小木博明:新しく、「こういう振りには、こう答える」って。
矢作兼:たしかに、全部答えをね、模範回答を全部こう考えて。
小木博明:そういうことになってきた。
矢作兼:ああ。
小木博明:だからもう、M-1はもう終わりです。
矢作兼:二連覇しちゃったから?
小木博明:はい、もう中止。やめてください。
矢作兼:正解出ちゃったんだもんなぁ。
小木博明:そう。