2024年10月29日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』(毎週火曜 22:00-0:00)にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、フジテレビ上垣皓太朗アナの先輩アナによるイジリ動画が炎上していることで批判している人たちに思うことについて語っていた。
向井慧:今ね、SNSでちょっと話題になってる、フジテレビのアナウンサーの方たちの。フジテレビが公式で出した動画で。
要は今話題の男性アナウンサー。新入社員だけど、風格がある。ベテランっぽく見える感じの人。で、スタジオに要は美男美女のアナウンサーの方たちがいて。で、番組のスペシャルで作ったTシャツみたいなのをみんな着てるけど。
それを要はオフのイジリ、中継のちょっとした回線チェックみたいな感じで、「似合わないねぇ」って。で、「そうですか?」みたいな。「何年生まれでしょ?」「え?ウソだよ」みたいなやりとりが炎上してるんですよ。
大前提として、たしかにイヤな感じに見えるっちゃ見えるんですよ。構図として。美男美女がスタジオから新入社員のちょっとベテランに見える若い子をルッキズムじゃないですけど、外見イジリっていうところで言うと、たしかに…で、面白くないの、単純に。そのイジリが(笑)それは問題だと思うんだけど。
言い方とか、顔とか、間とか。それは問題だと思うんですけど、にしても、言ってる人たち、怒ってる人たちで…正当に怒ってる人もいるのかもしれないけど。「言われてる人が可哀想じゃないか」とか、「言われてる人が我慢してて偉い」とか。
本当、不快に思ってるのにそれを出さなくて偉いとか。それは、もうマジで分かんないから。その皆さんの関係性の中で…で、こういうこと言うと、「いじめってそういうもんだろ」みたいな。その人が何を思ってるか分かんないからって、なんでも言っていいのかって、そういうことじゃなくて。
それを言ったことに対して、面白くないよなぁって思うのはもちろん自由。「あの人、性格悪そうだよね」とか、「ヤダよね」って言うのはもちろん自由なんだけど。それに便乗して被害者っていうか、言われた側の人の気持ちを勝手に想像して、勝手にそうだと決めつけて「あんなことを言うのはひどい」っていうのは、もうむしろ言ってる人に加害が入ってるというか。
「そこって、なんで切り分けられないんだろう?」って思う。その出来事に対して、不快か不快じゃないかって表明するのはいいけど。その言われた人の気持ちを勝手に借りて、「こんなことを言うなんて、もうコイツら降ろせ」とか。「アナウンサーの資格ない」っていうのは、もう明らかに出来事よりもあなたの加害が上回っちゃってるっていうか。
で、どんだけ仲良い人に見えても、不快に思っちゃうやりとりもあるし、どんだけ楽しく喋ってても、不快に思ってるパターンもある。で、もし不快に見えたとしても、二人の仲で成立してることもある。
これ、第三者はマジで分かんないことだから。そこら辺はもう、ちゃんとさぁ…って。もう凄いああいうの見るとモヤモヤするよね。
あの起こった出来事に、不快、不快じゃないって自分の気持ちを表明するのだけならあるよ。それは別にいいけど。それで実際に言われた人の気持ちが一番だから、この話って。それを勝手に推測してこうであろう、で、さらに怒りを燃やしてその言った人たちに向かうっていうことが、意味ないって思うということを、なんか言いたかったです(笑)