2024年5月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、アバンギャルディのハイレベルな群舞をライブで目の当たりにして感動したと語っていた。
伊集院光：踊りは凄い。踊りは本当に凄い。なんかその群舞のあそこまでのクオリティの群舞って。あれ、俺だけ？凄いシンクロした群舞、レベルの高い群舞、なんか泣けちゃうんだよ。
なんで泣いて…なんで泣くのか分かんないんだけど、それはその練習量の凄さとか、出来上がったものの凄さなのか分かんないんだけど。それ、他のもんでもそうなんだよね。応変団とかの凄い合ってるやつでもそうなんだよね。
あとは、その舞台の中でもやっぱり、その群舞が取り分け好きだから。踊ってるだけでももう、ちょっと「うわぁ！」ってなっちゃうんだよね。もう最初、何曲か連続で踊ってんのとかを、あの感じでアバンギャルディな感じで踊ってるやつ見てもう、グッときて泣いちゃうのと。
これなんかね、今後面白いなと思ったのは、上手な言い方は分かんないんだけど、そのクオリティの高さの反面、2時間弱のショーにするためには、色々バラエティに富んだことをやるわけ。
MCとか、途中に入る企画モノみたいな。ちょっと演劇スタイルの企画モノみたいなやつは、いい意味で文化祭っぽいんだよね。文化祭っぽくて、なんかそれに対しても胸アツになるところはあって。
きっとこれの乗るか反るかはあると思う。そこも完璧なものを見してくれって言うと、俺なんかはそのギャップが結構楽しめちゃったりとかしてて。そこの面白さ、あと客層。でこれは、福岡市民会館みたいなところ、今まで音楽ライブ見たことないと思うわ。東京でZeppとか最近改装されてすげえ綺麗になった、LINEキューブ渋谷とか。音楽専用に
作られてる施設いっぱいあるじゃん。
で、そういうところに多くもないけど行くじゃん。行くと、もう音楽専用のバリバリの施設なんだけど、福岡市民会館大ホールって、完璧にドリフやってたところだよ。ドリフやってたと思うよ、あの感じの舞台なの、いわゆる市民会館の舞台だから、そこの音響とかは専用には作られてないし、スクリーンでちょっとした演劇部分を上演してから踊る、みたいなパターンで言うと、そのちょっとした演劇部分をやるスクリーンは、今のいわゆるLEDとかじゃないの。投射型の大きな幕だったりするから。
なんかそのギャップ。あと、何よりお客さんの層が、俺、多分ああいう若いアーティストでこういう層なの初めて見たかも。子供も結構いんの。で、聞いたら知り合いの子供なんかもYouTubeで、すげぇアバンギャルディをキャッキャ言って見てる、と。
で、YouTubeで見た下手したら小学校高学年ぐらいの子もいっぱいいるのよ。で、さらにはそれを連れてくるお父さん、お母さんみたいな人と、そのアバンギャルディの初々しさみたいな方を求めてる、いわゆる誰か推しのアイドルを見つけたい、みたいな層と。
で、さらにはあのダンスが自分たちの憧れであるっていう、多分ダンスを求めてる層と、バラバラの人がそこ、すっごいいっぱいいて。
