2024年5月1日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、「父親の死」についてテレビ番組で真面目に語ったことで「いつでも笑いをとらないと」という力みがなくなったと告白していた。
橋本直:お二人は、「ここでちょっと楽になった」って年齢はあるんですか?「ここで一気に軽くなった」とか。
若林正恭:俺はでも、明らかにあった。覚えてるもん。
春日俊彰:へぇ。
橋本直:それはおいくつの時ですか?
若林正恭:43ぐらいの時に。
橋本直:最近じゃないですか。
若林正恭:もうさ、どんな真面目な番組に出ても。真面目な流れでも、落とさないとそこにいられないっていうか。笑いをとらないと。
橋本直:はい。
若林正恭:だから、真面目なVに、真面目なコメントをするなんて、「なに、お前が言っちゃってんの?」って空気になる。
橋本直:はい。
若林正恭:それがずっと続いてたから。「安楽死 賛成or反対?」みたいなV、めっちゃ堅い番組だったの。
橋本直:はい。
若林正恭:で、「これ、どうしようかな?」って、めっちゃ真剣に話をしてるから。
橋本直:うん。
若林正恭:親父の死んだ時の話、オチなしでいってみようって思ったら、スーッていけたの。
春日俊彰:ほう。
若林正恭:「うわ、これいけた」って思って。それからなんか、たまにあるじゃん。真面目なコメントの方が良さそうだなって時。あれも全部、それでいけるようになった時あんのよ。
橋本直:へぇ。
若林正恭:誰か言った後、必ず笑いで拾う人も凄いけど。それしなくても平気になったの。
橋本直:へぇ。
若林正恭:「あ、拾えてない」みたいな感じの空気、なくなった時あるの。「そういうこと、あるよねぇ」ぐらいで、次いけるっていうか。
橋本直:はい。
若林正恭:それ、覚えてる。
橋本直:へぇ。関西芸人が、一番そこラストのラスト、とれない壁というか。いらんことを、笑いで最後、いこうとしすぎる感じが「これ、いらないかもな」って思ってきました。