2024年3月4日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、水道橋博士とのYouTube対談が楽しくなってしまい結局「打ち合わせした話を一個もしていない」と気づいたと明かしていた。
伊集院光：本当にね、老化は楽しいね(笑)いつ公開するか聞いてないんで、編集上がって順番に出てくんだと思うんだけど。浅草キッドの水道橋博士のYouTubeに出してもらったの。
で、普通に対談でっつって。最初入って、「こんな話しようか」みたいなのいくつか言ってる途中もう、3個ぐらい。博士が僕がやった師匠との二人会の落語をやってから会ってないから。博士も体調不とか色々あって。
で、「あれが本当良かったから、その話をしたいんだ」っつって。「ああ、そうですか。ありがとうございます」なんつって。その後なんだっけな、もう1個は「これをしたいんだよ」なんつって、3つぐらい、博士があげたところで、「いや、でもおそらく博士と俺だから喋り出すともう長くなるから、それ細かいの決めなくて始めちゃいましょうか」っつって始めて。
そしたらね、最初の方に老いの話で。「俺たちも年とったね」っていう話になって。で、そこで博士が「一番悩んでること」っつって。一番悩んでることは、こういう生配信とかもやってるし、あともっと言うとファンクラブ的な生配信とかもやってるし、あといろんなYouTubeもやってんだけど。
とにかく最初喋ってたことが、脱線して脱線して、「あの話をしてねぇじゃん」っていうことになりがちだって。「それは年をとったよ」って言うんだけど、俺全然そんなの10年も前からそうだから。
10年も前からそうな上に、それをちっともいけないと思ってないっていう(笑)リスナー からすれば、少しはいけないと思えよっていうことなんだけど。全然そのいけないと思ってないし、そういうもんだよね、なんつって。
YouTubeみたいものがどういうルールか知れないけれども、「それはいいんじゃないの？」みたいなことを僕は思ってるから。みんな「それでか、お前は」って。で、多分みんな色々展開していくうちに、なんだか分かんなくなっちゃうもんね。今日なんかまだブレーキ効いた方だもんね。毒イソギンチャクみたいな話から、結局イソギンチャクの話になっちゃったりとかするし、最終的に何が言いたかったのか分かんなくなるのとかは、「全然俺はいいと思いますよ」っていう話をして。
始めたら、もうノンストップでお互い1時間半ぐらい話したかな。もう1時間半話したところで、最初に話そうって言ってた3項目、1個も喋ってないの。何にも喋ってなくて(笑)唯一、打ち合わせしたやつ言ってないし、あとこう最初に話し出した博士が「お正月に死にかけた話ってあんだよ、これがさ」っつって。
それの話の腰をちょっと折ったら、その話も多分最後まで行ってないし、ありとあらゆる話がなんか横にずーっとこうスライドしていくみたいな形で。だけど覚えてることは、凄い楽しかった。めちゃくちゃ楽しかったっていうことだけで。
