2023年10月15日放送のフジテレビ系の番組『ボクらの時代』(毎週日 7:00-7:30)にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、フリーになって成功する人と失敗する人は専門性の高い「コアになる部分の武器」を持っているか否かで決まると思う理由について語っていた。
若林正恭:佐久間さんって、またできること増えてません?45ぐらいから。新しいジャンルにも挑戦するし。
佐久間宣行:できることっていうか…凄い恥ずかしい言い方をすると、お笑いをちゃんとやっててよかったなって思って。
若林正恭:ああ。
佐久間宣行:お笑い番組を作ることをずっと続けてきたから、溜まってきた知見がドラマにちょっと活かせる、とか。
若林正恭:ああ。
佐久間宣行:それって結局、お笑いを17年作ってきた人間じゃなかったら、持ってない知見だから、それに意味があるっていう。
若林正恭:トレースできるっていうか。
佐久間宣行:トレースできるとか。
若林正恭:やってきたことを。
佐久間宣行:だから、千鳥とNetflix作るって時も、お笑い番組とずっとドラマ見てきた要素を合わせて『トークサバイバー』を作れば、かぶらないなっていうので。
若林正恭:うん。
佐久間宣行:フリーになってから分かったのは、コアになる部分の武器をちゃんと持ってるか、持ってないかで。
若林正恭:ああ。
佐久間宣行:これたまに言うんだけど…お酒にたとえるんだけど。ずっとサワー作ってた人は、薄いわけよ。
若林正恭:ああ。
佐久間宣行:でも、最初にスピリッツに近いようなカクテル、現役みたいなのを作ってるのが、俺の芸風だったわけ。それが『ゴッドタン』みたいな。
若林正恭:うん。
佐久間宣行:普通だと一般ウケしなくて苦い、みたいな。
若林正恭:うん。
佐久間宣行:その酒を作っておいたから、フリーになっていろんな仕事をもらった時に、「あ、ここはトニックで割れば」とかっていうのができるようになったっていう。
岩井勇気:なるほど。
佐久間宣行:感覚。