鈴木敏夫P、『君たちはどう生きるか』のサギ男が自分をモデルにしているとしか思えなかったため宮崎駿にそのことを直接言ってみたと告白

2023.09.04

2023年9月3日放送のTOKYO FMのラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 – 23:30)にて、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、『君たちはどう生きるか』のサギ男が自分をモデルにしているとしか思えなかったため宮崎駿にそのことを直接言ってみたと告白していた。

鈴木敏夫：「サギ男」には参ったですよね。

池澤夏樹：あれね。

鈴木敏夫：そうなんですよ。絵コンテを見てって。

池澤夏樹：うん。

鈴木敏夫：で、僕はいつも彼から…最初の読者なんで、観客なんで。

池澤夏樹：うん。

鈴木敏夫：で、「読んで」って言われて。

池澤夏樹：うん。

鈴木敏夫：そしたら、彼が活躍し始める。その最初、読んだわけですよね。

池澤夏樹：うん。

鈴木敏夫：そしたら、誰がどう見たってね、僕なわけですよ(笑)

池澤夏樹：ふふ(笑)

鈴木敏夫：それでね、まぁしょうがない。どうやって言うかですよね(笑)

池澤夏樹：うん(笑)

鈴木敏夫：「宮さん、あれ…サギ男って、いいキャラクターですね」って。もうしょうがないですよね(笑)

池澤夏樹：うん。

鈴木敏夫：「あれ、本当にいいですよ」って。「モデルいるんですか？」って。「いないよ」って(笑)

池澤夏樹：はっはっはっ(笑)

鈴木敏夫：そうだったんですよ(笑)「いない、いない。いないよ。鈴木さんじゃないよ」って(笑)これがね、宮崎駿なんで(笑)

池澤夏樹：ふふ(笑)じゃあ、あのポスターはめちゃくちゃ喜んだでしょうね。

鈴木敏夫：むちゃくちゃ喜んだです。

池澤夏樹：うん。

鈴木敏夫：だからあのポスターね、彼が言うにはですよ。『ナウシカ』以来、ずっと一緒にやってきて、「鈴木さんのポスター見てきたけど、ナンバー1だ」って褒めてくれましたね。

池澤夏樹：うん。

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