高田文夫、帝国ホテルのバーで「AIには真似できない」サービスの素晴らしさを実感「サービス業、かくありたい」

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2023年8月20日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家・高田文夫が、帝国ホテルのバーで「AIには真似できない」サービスの素晴らしさを実感したと語っていた。

高田文夫:年格好、50ちょいの男前な人がさ…そんなに古くないんだよ。

松本明子:はい。

高田文夫:すーっとさ、小声で俺にさ、「高田さん、高田さん。ボトルはどうしますか?」「は?」って。

松本明子:はい。

高田文夫:「高田さんのボトル、どうしますか?」「え?どういうことですか?」「ちょっと待ってください」って言ったら、そのボーイさんか、ボーイ長みたいな人が、スーッとハケてさ、裏のドア開けて、すぐだよ。

松本明子:はい。

高田文夫:「入ってますけど」って。

松本明子:え?

高田文夫:「え?」って言って見たらさ、2001年。22年前の俺が入れたボトルを、ちゃんととってあって、管理してあって。俺のもんだってことは分かってるわけだよ。

松本明子:へぇ。

高田文夫:これが老舗の凄いところだろ。

松本明子:はい。

高田文夫:俺のボトルはそこにあって。

松本明子:先生がその年に入れてて。

高田文夫:その前は俺、しょっちゅう行ってたのね。そこからもう、病気もやったしさ。なかなか帝国ホテルのバー行くことがなくて。

松本明子:うん。

高田文夫:病気で倒れたりしたから。で、久しぶりに行ったんだよ、本当に。

松本明子:うん。

高田文夫:そしたらさ、2001年に入れた…その前は、しょっちゅう行ってたから、入れ替えてたんだよ。

松本明子:はい。

高田文夫:半分ぐらい入ってんの、まだ。

松本明子:ああ。

高田文夫:老舗のサービス業って凄いな。そこら辺のスナック行ったら、1年も行かなかったら、もう開けられちゃって飲まれちゃうだろ(笑)

松本明子:はっはっはっ(笑)

高田文夫:勝手に開けて、勝手に飲んじゃうだろ(笑)「あれ?1年前に入れたけど」「もうあんなものありませんよ」って、絶対言われるだろ。

松本明子:そうですよ(笑)

高田文夫:君らが行くようなスナックは。

松本明子:そうです、そうです。

高田文夫:「あれ、もう飲んじゃいましたよ」とかさ(笑)

松本明子:はっはっはっ(笑)

高田文夫:それは違うんだよ、帝国ホテルは。ちゃんと俺の顔を見て、何番の何番って覚えててさ。それで奥からそーっと出すんだよ。

松本明子:粋ですね。

高田文夫:粋っていうか、サービス業ってかくありたいっていうかさ、AIじゃできないじゃない。

松本明子:はい。

高田文夫:それが老舗の凄さだね。

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