2019年11月2日放送のニッポン放送系のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、南海キャンディーズ・山里亮太や相方・春日俊彰など周りが結婚して行く心境は「受験で遊び相手がいなくなっていく学生時代」と似ていると語っていた。
若林正恭:山ちゃんが結婚して、春日も結婚してさ。やたら『たりないふたり』が一人でバスケットやってるって。グッズがあるんだけど、『たりないふたり』の。
春日俊彰:うん。
若林正恭:顔がバスケットボールになってるグッズがあって、「そんな面白いことなんだなぁ」と思って。
春日俊彰:ふふ(笑)まぁ、イジられるならまだしも、グッズにまでなっちゃうっていうのは(笑)
若林正恭:でもね、なんか一人でバスケットやってるのがね、言われれば言われるほどなんかやっぱ悲しくなってきて。
春日俊彰:ふふ(笑)
若林正恭:何がねぇ、一番悲しいかってね、高校の時に部活終わったら…元気だよね、部活終わったらバスケットやって帰ってて。
春日俊彰:うん、うん。
若林正恭:ねぇ。で、その16~7の時と体の動きが変わらないのが悲しいんだよね。
春日俊彰:何が悲しいの?それはいいことなんじゃないの?
若林正恭:あのね、どういう悲しさかっていうと…
春日俊彰:40にもなって、感覚的に衰えてないのって素晴らしいことじゃない。
若林正恭:いや、違うのよ。それで思い出したんだけど、小学校6年かなんかの時に、学校終わったらなんかビルがあって、近くに。オフィスがいっぱい入ってる。
春日俊彰:うん。
若林正恭:で、カラーボールあんじゃん。ボールを投げんの、7~8人で遊んでたんだけど。
春日俊彰:うん。
若林正恭:鬼ごっことかじゃなくなってきて、小6になると。ボールをね、バーッて投げんの。そしたら、ビルの壁にポーンと当たんじゃん、ゴムボールが。そしたら、落ちてくるのをとったやつから抜けてってよくて。
春日俊彰:ああ。
若林正恭:テーマは誰かが決めんの。まぁ、その時からね、ちょっと企画癖があって、俺がほとんどテーマ決めてたんだけど。
春日俊彰:なに、企画癖って。
若林正恭:最後に一人残ったら、好きな人を言わなきゃいけないとか。
春日俊彰:よくありそうなやつだよ、それ。
若林正恭:エッジの効いたタイトルを…
春日俊彰:別にありそうだよ(笑)全然ありそうだよ。
若林正恭:嫌いな奴言うとか、結婚したい奴言うとか。そういうエッジの効いたタイトルを…
春日俊彰:そんなの全国で何万人もやってるような遊びだよ。
若林正恭:で、それがめちゃくちちゃ楽しかったの。
春日俊彰:まぁ、楽しいだろうね。
若林正恭:「ボールとれた!」って、1人まで残って、2人の時、盛り上がるのよ、やっぱり。
春日俊彰:緊張感もあるしね、それは盛り上がる。
若林正恭:そのゲーム編み出したのも俺で、当時から企画癖があって。
春日俊彰:ベタだよ、言っても。
若林正恭:お前、うるせぇな、横槍が。
春日俊彰:言うから、企画癖とか。
若林正恭:これは電話だな。
春日俊彰:誰にだよ(笑)
若林正恭:高橋英樹さんに(笑)
春日俊彰:関係ないだろ、一番(笑)それこそ怒られるよ(笑)
若林正恭:電話番号知ってる人もいないか(笑)…で、それ小5の三学期とかにやってたんだよ。で、小6になっても続けたかったんだけど、なんかね、俺ともう一人とかしか来なくなってきて。
春日俊彰:え?なんでよ。
若林正恭:「あれ?」って思ったら、みんな塾に行きだしたのよ、小6になって。
春日俊彰:なるへそ。
若林正恭:受験するっつって。で、一人になった日があって。みんながその公園に来てたのに。「あれ?みんな来ねぇなぁ。まだ教室にいんのかなぁ」みたいな。
春日俊彰:うん。
若林正恭:しばらく待ってて。隅田川の真横のさ、建物のビルの下にが遊ぶ場所みたいなのがあるところで。で、一人でボール投げて、キャッチして、一人で好きな子の名前言ってね。
春日俊彰:悲しいなぁ。
若林正恭:で、なんかその時、凄いなんかみんなが受験していく、環境が変わるみたいな寂しさがあって。
春日俊彰:うん。
若林正恭:急いで親に、「俺も受験する」って言ったんだよ。
春日俊彰:ふふ(笑)はい、はい。
若林正恭:で、それを思い出してさ。高3の時もそうだよ。部活あって、バスケやってて。で、みんなラグビー部だ、サッカー部だって混じって、みんな部活終わった後にバスケやって帰ってた。
春日俊彰:うん。
若林正恭:なんかね、バスケの人数が段々減ってきてね、結局俺、一人になって。だからみんなね、受験の塾に行き始めたのよ。
春日俊彰:まぁ、大学受験あるからね。
若林正恭:4月から本格的に。真っ直ぐ塾に行くようになったのよ。
春日俊彰:まぁまぁ。
若林正恭:一人でシュート打ってさ、好きな人の名前言って。
春日俊彰:まだやってんのか、それ(笑)何年経ってんのよ(笑)
若林正恭:何かに似てんなと思ったら、その二つの時の感じなんだよ、今。
春日俊彰:なるへそ。
若林正恭:一緒に3 on 3やってた、春日と山ちゃんがいなくなってさ。
春日俊彰:そうだね、3 on 3的なことをね。
若林正恭:環境が変わってく、みたいな。
春日俊彰:取り残される、みたいな。
若林正恭:そう。春日は伴侶がいて。山ちゃんも本当かどうか分からないけど伴侶がいるわけじゃない。
春日俊彰:本当だろ、恐らく。
若林正恭:「聞こえてるだけ、見えてきた」とか言ってるけどね、伴侶が。俺もそうだけどね。
春日俊彰:あれは実態があるから。若林さんと岡村さんのやつとは訳が違うから(笑)山里さんはいるから。
若林正恭:実際に見るまではね。山ちゃんの家へ行って。久美さんは見たから信じれたけど。
春日俊彰:ああ、それはたしかにね。若林さんは見ないと何事も信じないタイプだからね(笑)
若林正恭:俺は信じない、見ないと。あと、基本疑うから、人の話。
春日俊彰:確認して初めて納得する人だからね。
若林正恭:…環境が変わってくなぁって思って。
春日俊彰:うん、まぁまぁ似てるかもしれんね。
若林正恭:なんか、そういうことじゃなくなってくんだなぁってことを。俺はいつも最後に味わってんのよ。
春日俊彰:うん。
若林正恭:「このままで楽しいじゃん」と思ってんのに。本当ならビルにゴムボール当てたまま41でよかったのに、みんながこう変わっていくからさ。
春日俊彰:それは難しいって。ずっとさ、小学校の時の遊びをさ、高校生、大学生になってできないよ。
オードリー若林、アンガ田中の学生時代の女子との会話が唯一「骨折したの?」「うん」だけであり「それでよくホラン千秋とかと絡んでるよな」