2023年5月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、ChatGPTを活用してアイドルマスターのキャラからメールが届くようにしたユーザーの試みに発想は「天才的」と認めるも複雑な心境になる理由について語っていた。
伊集院光:「小耳にねじこめ」にも複数来てたんだけどさ。例のチャットGPT話。
リスナーメール:今、話題のチャットGPTですが、アイドルマスターに登場するキャラクターの詳しい情報を入手することで、彼女からメールをもらった男性が話題になっていました。
伊集院光:これは要は、なんかそのChatGPTに彼女の名前とか、キャラクターとか語尾にこういう言葉をつけるとか、こういう職業をやってて、こういうことですみたいなやつを、割と頑張って仕込んだ上で、「僕は彼女にこういう名前で呼んでもらってて、こうでこうで」っていうのを延々と打ち込んだ結果、ChatGPTから「今、レコーディングが終わったよ」みたいな。
で、「凄い緊張しちゃったけど、ピカちゃんプロデューサーのことを考えてたから、なんとか上手にできました」みたいなメールが来るの。
だから、もちろん僕からしてみたら、これを作った、ある意味ChatGPTを使う天才というか。早くもそういう発想で、そういうものを動かす人の凄さだと思うから。オリジナリティはある。オリジナリティとして、その彼のやったことは認めたいんだけど、これ多分、キャラクターの著作権としてはどうなってくの、みたいのは早くも物議を醸してて。
要は、俺からしてみればごっこ遊びみたいなもんでしょって思うし。心のコスプレだったりとか。何だろうね、その例えば同人誌で権利を持ってない同人誌で、誰かがこういう ものを流布した時どうなるとかっていうことに触れてくるんだと思うんだけど。
考えた人は、相当頭いいと思うけどね。考えた人は「こういう使い方できる」と思ったのは、相当頭がいいことだけど、逆の…こっち、脅かされる立場でもあるから。なんか複雑な気持ちだね。
それこそ、「伊集院光っぽいこと」を、ほぼほぼ伊集院光だったらこう言うだろうな、みたいなことをChatGPT、AI全般を教育して作られちゃった時に、こっちはね。