2023年4月16日放送のMBSラジオ系のラジオ番組『アッパレやってまーす!』(毎週土 毎週土 24:00-25:30)にて、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、『スッキリ』などの生放送では「どこでどう段取りや流れを崩すか」ということを考えていたと告白していた。
河合郁人:振るタイミングとかその順番とかは、多分コメンテーターさんが多分それに慣れているので。
加藤浩次:うん。
河合郁人:そこは崩さないようにしながら。
加藤浩次:え?崩した方が面白いでしょ。
河合郁人:え?そうですかね。なんか迷惑かけちゃいけないなぁと思って。
加藤浩次:え?生放送、崩した方が面白いでしょ。俺、どう崩すかしか考えてなかったよ。
河合郁人:え?!そうなんですか。今、ちょっと覚えときます(笑)
加藤浩次:ふふ(笑)いや、「どう崩すしか考えてない」っていうのは語弊あるな。「ここはちょっと崩してみよう」という、チャレンジをどっかに持ってくる。
河合郁人:ああ。全部じゃなくて、ここ一ヶ所だけとかを崩した方がっていうことですね。
加藤浩次:うん、そう。でも昔ね、「なるほど」と思ったのがね、タモリさんがね、なんかいつもギャグやってる芸人がいたとしたら、ギャグを振らなかったりするんだって。これ、聞いたことあるよね。
山本圭壱:ああ、タモさんな。
加藤浩次:うん。ギャグを振らないんだって。それって、他の番組と一緒になっちゃうでしょ、と。
河合郁人:ああ。
加藤浩次:だってその子は、いろんな番組でギャグやってるんだから、タモリさんが『いいとも』やってる時かな。『いいとも』に出た時に、「それを振らないで違った面を見せた方がよくない?」っていう。
河合郁人:ああ。
加藤浩次:それって凄い芸人にとってもありがたくない?
山本圭壱:うん、うん。
加藤浩次:テッパンのギャグやるっていうのは、そこでお客さんに受けるっていうのはありがたいだけど。
山本圭壱:うん。
加藤浩次:全然違った面を出した方がいいっていう話を、俺、タモリさん本人からじゃないんだけど全然別な人から聞いて、「なるほどな」と思ったんだよ。
河合郁人:たしかにそうですね。
加藤浩次:「なるほど」って。だから、テッパンのギャグを振ったり、ものまね芸人さん来たら、「○○さんどうですか?」とかってさ、振ったりするじゃない。
河合郁人:はい。
加藤浩次:それをタモさんってしないなぁと思ってたの。
河合郁人:たしかに。
加藤浩次:全然しねぇなぁって。そしたらやっぱり、差別化を番組で図りたい、と。違うものにしたいっていう思惑があるっていうのを、全然別な人から聞いて、「え?そういうやり方もあるんだ」っていうのが、俺、ずっと頭に残ってたの。