2023年1月22日放送のTOKYO FMのラジオ番組『土曜日のエウレカ』(毎週土 17:00-17:55)にて、お笑いコンビ・かもめんたるの岩崎う大が、「漫才に苦手意識があった」にも関わらずM-1へ出場したのは『お笑い二刀流 MUSASHI』での企画がきっかけと告白していた。
川島明:劇団もやりつつ、漫画もやりつつなんですけど。そして去年、年末にはちょっともう一個わらじを履いたというか。
岩崎う大:あ、はい。
川島明:M-1グランプリね。
岩崎う大:そうなんですよ。
川島明:2022年に?
岩崎う大:もう1年前から始めて。漫才に、僕ずっと苦手意識がありまして。
川島明:まぁ、それはキングオブコントですから。
岩崎う大:そうなんですよね。で、最初に芸人やり始めた時に、ちょっとはやったんですけど、まぁ早々に、周りの漫才師と並んだ時に、「あ、これちょっと太刀打ちできないし、なんか自分でやっててもテンションが上がっていかないから、もう完全にコントにしよう」っていうことで。
川島明:うん。
岩崎う大:で、そこからはやっぱ漫才苦手意識がずっとあったんですけど。それが、コント師に漫才をやらせるっていう番組がありまして。
川島明:うん。
岩崎う大:深夜番組で。で、1回やった時になんか反応が良かったんですよ。
川島明:まぁ、単純に言うとウケたという。
岩崎う大:そうです、そうです。で、さらにディレクターさんとか、そっち側の人から…僕らがやったのが、ちょっとしゃべくり漫才で。
川島明:うん。
岩崎う大:自分たちの素のキャラをちょっと活かしてる感じの漫才だったんですよ。だからあれ、そのままかもめんたるの説明書みたいな感じでもなるから。
川島明:なるほど。漫才ってそうですよね。
岩崎う大:はい。「やってみたら?」って言われて。で、これがまたちょっと面白い話というか、僕の中では奇妙な話というか。コントやってる時って、やっぱ漫才って割と対極にあるものとして捉えてて。
川島明:はい、はい。
岩崎う大:まぁネタではあるんですけど、両極端というか。
川島明:全然違う方向やね。
岩崎う大:で、僕一回、コントのさらに漫才と遠い、演劇という方に。
川島明:劇団行ってるからな。
岩崎う大:真逆の方に行ってるわけじゃないですか。で、それがたまたま、演劇でやってた公演中にその漫才番組のオファーが来たんですね。
川島明:うん、うん。
岩崎う大:「じゃあ、その間に考えなきゃいけない」ってなってる時に、その公演で僕がやってたのは、普段、全然自分と違うキャラもやることもあるんですけど、その公演で僕がやってたのは、僕の頑固なところだったり、ウザいところみたいのをわりと煮詰めた役で。
川島明:結構、等身大な役やったんや。
岩崎う大:その時は、ラサール石井さんが客演で出てたんですけど、ラサール石井さんを延々詰めたりするような役だったんですけど。
川島明:うん。
岩崎う大:独自の理論みたいなの言ったりして。
川島明:理詰めでいく、わりかしこれは本当のう大君やからね。
岩崎う大:本当の僕なんですよ。で、そのキャラでしゃべくり漫才したらいいのかなって思ってやったんです。それがハマって。