2022年12月18日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家・高田文夫が、M-1グランプリ2022で優勝したウエストランド井口浩之は立川談志・ビートたけし・太田光の「正当な後継者」になるのではと発言していた。
高田文夫：いやぁ、でもスカッとしたよ。
松本明子：いやぁ、面白かったですね、毒舌で。
高田文夫：みんなが息苦しさをさ、マスコミっていうかさ、コンプライアンスだどうのこうのって、マスコミ業界も、お笑いの世界までも自粛してるから。
松本明子：そうですね。
高田文夫：あんまり物を言わなくなったじゃない。
松本明子：うん。
高田文夫：ちょっと息苦しい時代になってきたなって、肌でみんな感じてるんだよな。
松本明子：悪口とかね。
高田文夫：それを彼ら二人がさ、スカーッと笑いにしてくれたからさ。
松本明子：ええ。
高田文夫：で、あの子がさ、どう毒舌を吐いても小さいからさ、可愛らしいんだよな(笑)
松本明子：ふふ(笑)
高田文夫：キャラクターがさ、可愛いらしいんだよ(笑)だから、許しちゃう。
松本明子：ふふ(笑)
高田文夫：子供がさ、水泳で溺れそうになったみたいで、バタバタって感じでさ(笑)
松本明子：ふふ(笑)
高田文夫：それで文句言ってる感じがさ、なんかいいじゃん、チャーミングで。
松本明子：ふふ(笑)
高田文夫：ああいうのいいんだよ。愛嬌があるからさ、いいんだよな。
松本明子：ねぇ、可愛いですよね(笑)
高田文夫：で、志らくとか塙、松本君もそうだけど、ちゃんと推してくれたじゃない、今、こういう時代だからこそ、あれだって。
松本明子：はい。
高田文夫：やっぱりああいう毒舌とか辛口とか、本音を言う笑いっていうのは昔からあって、なきゃ困るんだよ。
松本明子：ああ。
高田文夫：はっきり言うとあった方がいい。だから俺が思うに、みんなと伴走してきたって感じがするんだけど。
松本明子：はい。
高田文夫：談志がいて、たけしがいて、太田君がいてっていう。
松本明子：はい。
高田文夫：談志、たけし、太田の流れがさ、井口君が正当に後継者としてちゃんと受け止めると思うよ。
松本明子：わぁ。
高田文夫：本当の話。やっぱりああいうのはさ、いないとダメなんだよ。
松本明子：なるほど。
高田文夫：わりと大阪の人って、悪口ってあんまりやらないじゃない。
松本明子：ええ。
高田文夫：関東にはああいう芸って昔からあって。
松本明子：ああ、そうか。
高田文夫：でも、談志もたけしも太田もそうなんだけど、チャーミングなんだよな。どんな悪口を言っても、芸人の可愛らしさがあるから。
松本明子：ええ。
高田文夫：毒を吐いてもさ。で、みんなが薄々思ってることをポッと言うからね。
松本明子：はい、そうですね。
高田文夫：よかったなぁって思うよ。
