2022年11月7日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、Amazon Prime『仮面ライダーBLACK SUN』はNetflixの韓国特撮と比較するとチープな感じが否めないと指摘していた。
伊集院光:『仮面ライダーBLACK SUN』を見終わりましたね。えーっとね、結論は…まぁ、最後まで見たんで、大掃除とかしながら最後まで見たんで、つまらないっていうことはなかったんだけど。
なんか煮え切らないまま終わりましたね。こっちも54歳なんで。で、幼稚園の時に幼稚園児向け、小学生の時に、小学生向けの仮面ライダーを見せてもらって、十分楽しんで。その後、一回仮面ライダーって『仮面ライダーストロンガー』あたりで終わったんですよ。
で、終わって、で、高校生ぐらいの時にまた仮面ライダー復活した時に、まぁまぁその高校生ぐらいまで耐えられる仮面ライダーを見せてもらって、その後ずっと見ないできたんだけど。
多分、『BLACK SUN』は青年向けぐらいなんだろうね。おじいさん向けではないっていう。なんだろうね、凄いアマゾンプライムなんだけど、お金は相当かかってるんだと思うんだけど。こっち、Netflixの韓国特撮とか見ちゃうと、もっと猛烈にかかっちゃってんじゃん。
そうするとなんか、着ぐるみの中では一番凄い怪人みたいなのを見せてもらってるんだけど。なまじ昔の「それタイツですよね、その下」みたいな仮面ライダーで大丈夫だったでしょ、俺、その幼稚園の時は、下タイツの、上はもうゴムマスクの怪人でも、すげぇ怖かったし大丈夫だったやつが、「すげぇ着ぐるみだな」っていう感じになったのよ、見てて。
「こんな奴いたら超怖い」っていう特撮ではなくて、「すげぇ着ぐるみの最高峰のやつを着てるな、俳優さんが」っていう感じで止まっちゃうもどかしさみたいなやつと。やっぱりちょっと言ってた、差別とか日本軍とか、政治とか、そういうやつ入れてくるんだけど。
そういうもののドキュメンタリーとか見ちゃってるじゃん、こっちは。「そこをいたずらに入れられても…」みたいな感じになっちゃって。あれが楽しい世代に水を差すつもりはないけど、おじいさんとしては、なんかこう煮え切らないまま終わっていったなっていう。ただ、こういう作り方もあるんだなって感じで。