2022年10月26日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、『あちこちオードリー』で評価されている「ゲストへの質問力」の高さが生まれた理由について語っていた。
若林正恭:俺、小学校の時に、連絡事項のプリントとか、帰りの会とかで配られるの、持って帰れないの。
春日俊彰:え?
若林正恭:たとえば、父母参観のお知らせ、とか。
春日俊彰:うん、あるよ。
若林正恭:で、机パンパンになっちゃってんの。それ、なんでか分からないの。持って帰れない理由も。
春日俊彰:ほう。
若林正恭:で、教科書も持ち帰らないし。それで母ちゃんが、父母参観来なくて、「なんで来なかったの?」って、他の人たちから聞いて気づく、みたいな。
春日俊彰:うん。
若林正恭:で、あと俺自分でエッセイ出してるじゃん。
中田敦彦:はい。
若林正恭:自分探しって言葉って、軽んじられてるけど、自分を車だとすると、「なんでみんなと違う速度で、みんなより燃費こんなに悪いんだろう?」って、自分のボンネット開けてずーっと見てんのよ。
中田敦彦:へぇ。
若林正恭:何がみんなと違うから、こんなに学校についていけないんだろうとか。あと、長時間座ってられなくて。
中田敦彦:うん。
若林正恭:高校とかもね、4時間目とかからしか行けなくて。
中田敦彦:へぇ。
若林正恭:何が違うんだろうって、ずーっとボンネット開けて見てるから、自分のことしか見てないの。
中田敦彦:はい。
若林正恭:で、ある程度、「なるほどね。この部品が欠けてるし、ここの部品が足りないからみんなと違うんだ」って。コミュニケーション、人見知りだったりする理由、ここかって分かってきたぐらいで、だから、他人の車が気になってしょうがないの。
中田敦彦:へぇ。
若林正恭:「この人、どういう構造で」って。だから、『あちこちオードリー』で、ボンネット開けまくってんの。
中田敦彦:そういうことか。
春日俊彰:なるへそ。
中田敦彦:自己分析と内省が完了してる?
若林正恭:完了した、俺は。
中田敦彦:ああ。俺、最近し始めてます。
若林正恭:はっはっはっ(笑)だったら、急に人のこと気になるかもよ、だから。
中田敦彦:ああ、なるほどね。
若林正恭:「じゃあ、この人はどういう構造なんだろう」って。