2022年10月3日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家の高田文夫が、三遊亭円楽の「気が利く・面倒見の良い」人柄がよく分かるエピソードについて語っていた。
高田文夫:器用なんだよ、とにかく。
松本明子:面倒見が良くて。
高田文夫:面倒見がいい、世話焼きだしね。
松本明子:ええ。
高田文夫:本当に下町の良いおじちゃんだね。
松本明子:ええ。
高田文夫:それでさ、貧乏なんだよ、アイツん家。
松本明子:ふふ(笑)
高田文夫:貧乏なんだけど、自分でバイトして大学行ったんだから。
松本明子:ああ、そうですね。
高田文夫:それで青学行って。おしゃれなんだよ、とにかく。当時から凄いおしゃれで。
松本明子:はい。
高田文夫:俺もちょっと生意気で、新しいの買うと、「それヴァンですか?ケントですか?俺もそれ買おう」なんつって。
松本明子:へぇ。
高田文夫:アイツ、本当におしゃれでさ、負けてないんだよ、日藝にさ。おしゃれなんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:それでさ、人がいいっていうかさ。何なんだろうなぁ、世話焼きっていうか、いっぱいあるんだよ、アイツに世話焼いてもらったの。
松本明子:うん。
高田文夫:だからさ、俺が30ぐらいかな、長男がまだ小学生で。小遊三の子供も小学生で。
松本明子:はい。
高田文夫:で、子供たち連れて釣り行ったりしてたんだよ。
松本明子:旅行に行かれたりとか。
高田文夫:言ってたろ。そしたら、フジテレビのサトちゃんいるだろ。サトちゃんの奥さんが、実家が館山で。「そうだサトちゃんの実家行こうぜ」って小遊三に言って。
松本明子:はい。
高田文夫:小遊三と、お互いにせ子供連れて行って。で、みんなで昼間からビール開けちゃってさ。
松本明子:はい。
高田文夫:で、飲んでたら、「どうする?この子供たち」って(笑)大人連中はもう飲んじゃって(笑)
松本明子:はい。
高田文夫:そしたらさ、向こうからツカツカって、短パンにTシャツ、カッコイイ颯爽とした楽ちゃんがさ、「はい、子供たち~今日はお兄ちゃんが遊んであげます」って。
松本明子:へぇ。
高田文夫:俺たち、「来て」も何も言ってないんだよ。そしたら、デッカイヨット。ヨットを友達と2人で借りて、「はい、乗って、乗って」って。
松本明子:へぇ。
高田文夫:一日乗っけてくれたの。
松本明子:へぇ。
高田文夫:ウチの子供と、小遊三の子供とサトちゃんの子供を乗せて、海を回っててくれたの。その頃、俺たち飲んじゃってて(笑)
松本明子:ふふ(笑)
高田文夫:「やっぱ楽ちゃんは助かるなぁ」なんつって(笑)「何かあると楽太郎だな、やっぱりな」って。
松本明子:へぇ。
高田文夫:そういうおしゃれなんだよ。気が利くっつうかさ、子供たちの面倒を見ててくれて。自前でだよ、デッカイヨット。それで3人乗せてくれて、一日遊んでくれたよ。
松本明子:凄いですね。
高田文夫:で、優しいんだよ、アイツね。本当にそう。