2021年8月28日配信開始のYouTubeチャンネル『ナイツ塙の自由時間』にて、お笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政が、かつてのNSCであった理不尽すぎる「クビ宣告システム」について語っていた。
嶋佐和也:「授業終わったら、近くで溜まるな」と。
塙宣之:ああ。
嶋佐和也:近くの街の…神保町だったんですけど、そのファミレスとかで溜まったり、公園とかで溜まったらダメで。
屋敷裕政:もうクビでした、俺らのとき。
嶋佐和也:見つかったらクビです。
塙宣之:それ、なんで?
屋敷裕政:減らしたいんやと思います、面倒くさいから。
塙宣之:減らしたいの?違うでしょ。
屋敷裕政:いやいや、そうです。前払いなんで、NSCって。700人の入学金をもらった時点で…
塙宣之:減らしたいの?(笑)
嶋佐和也:本来は絶対増やした方がいいじゃないですか。
塙宣之:うん。
屋敷裕政:入学金は増やしたいですけど、別に教える人数は減らしたいんですよ、NSCって。
塙宣之:あ、じゃあ700人じゃなくて100人ぐらいでいいんだ?
屋敷裕政:今は違いますよ。
塙宣之:めちゃくちゃだなぁ。
屋敷裕政:今は、学校法人かなんかになったんで、履歴書に書けたり、専門学校卒業と同じことになったりできるんで、今は出席日数が少ない子にわざわざ電話して「大丈夫ですか?」って言うぐらいしっかりしてるんです。
嶋佐和也:あと、考えも変わったんだと思います。僕らと比べて芸人志願者が減ってますし。あとはとにかく所属させて、YouTubeとか勝手にやるじゃないですか。そうすれば吉本の売上になるんで、どんどん、どんどん売れてる奴をいっぱい輩出させた方がいいっていう。
屋敷裕政:当時は、「一回、整理しよう」みたいな。
嶋佐和也:どんどん削っていって、生き残ったやつだけが売れる、みたいな。
屋敷裕政:だから、NSC生の名札があるんですけど、それはまぁもちろん忘れたら入れないんですけど、これが命みたいな感じで、一個上の先輩がある日突然、10個ぐらいその名札をジャラジャラ振り回しながら歩いてて。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:これは10人殺したってことになるから。
塙宣之:はっはっはっ(笑)
屋敷裕政:10人クビにしたぞってことなんですよ。
嶋佐和也:授業終わって、NSC出た瞬間、ちょっと下で喋った。
屋敷裕政:「お前ら溜まってるな」と。
嶋佐和也:その一瞬を先輩が見つけて。
屋敷裕政:「名札出せ」って。そこにおった奴は名札ガサッて奪われて。
塙宣之:クビ?
屋敷裕政:もうそいつらクビです。芸人の夢が破れるんです、こいつら。
塙宣之:早くない?
嶋佐和也:一個上の出たての先輩のせいで。
屋敷裕政:俺らは、ジャラジャラ振り回してんの見て、ブルブル震えて。これ、いつ次、奪われるか分からへんから、「とにかく何もするなよ」って。
塙宣之:面白いことできる空気じゃないじゃん。
屋敷裕政:全然違います(笑)
嶋佐和也:こっちからしたらたまったもんじゃないですよ。40万払って、夢抱いて、そしたら一個上の訳分かんない先輩にとられて「クビだ」って。
塙宣之:うん。
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