2021年8月2日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、師匠・三遊亭円楽の「肺癌と脳腫瘍になったおかげで、早口っていう悪いくせがやっと治った」という言葉に驚いたと語っていた。
伊集院光:僕最近ね、自分の師匠の今の円楽とよく喋るんですけどね。
古舘伊知郎:はい。
伊集院光:「すげぇことこの人、言うな」って思ったのは、「癌と脳腫瘍になったおかげで、早口っていう悪いくせがやっと治った」って言うんですよ。
古舘伊知郎:ああ。
伊集院光:すげぇなって思って。
古舘伊知郎:いや、それは重い言葉だなぁ。
伊集院光:最初、焦るじゃないですか。病気はもちろんだし、僕ら「あれがさ…」ってなるの、めちゃくちゃ焦るけど。
古舘伊知郎:はい。
伊集院光:「そういうもんなんだ」って思うと、ちゃんと間がとれるようになってくとか。
古舘伊知郎:本当、そうだと思います。メリハリとその間、これが実はお喋りの主役でね。
伊集院光:はい。
古舘伊知郎:今回、オリンピックを見てても、やっぱり僕は無観客でやるべきだと思ったしね。
伊集院光:うん。
古舘伊知郎:有観客だとキツイとは思ったけども、無観客のを見てると…「アスリートファースト」って言葉があるけど、もしかしたら「観客ファースト」ですよ。
伊集院光:うん。
古舘伊知郎:ああいうものって。見てくれて、応援してくれるお客さんがいるからアスリートも頑張るんで。
伊集院光:うん。
古舘伊知郎:僕、トーキングブルースやってても、舞台上の自分が主役だったとか勘違いしたときもあったけど。
伊集院光:うん。
古舘伊知郎:やっぱり無観客で本当に全くネット配信、生配信で、お客さんが一人もいない真っ暗闇で2回やりましたけど、辛いですもん。
伊集院光:うん、うん。
古舘伊知郎:やっぱりお客さんが全てなんですよね。
伊集院光:うん。
古舘伊知郎:お客さんにとっては間合いとか、メリハリとか、そういうものがもの凄く心地いいはずなんで。