伊集院光、白鵬がかち上げを批判されつつ横綱として居座り続けることで「突然、下から上がってきたばかりの凄い奴による世代交代」が望まれる形ではと指摘

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2021年7月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、白鵬がかち上げを批判されつつ横綱として居座り続けることで「突然、下から上がってきたばかりの凄い奴による世代交代」が望まれる形ではと指摘していた。

伊集院光:賛否両論になるのはすげぇ分かるんだ。多分、否が多いんだと思うわ。

なんか、ああいう古典的なものの魅力の1つに、たとえばだけど、落語をジャージ着てやっていいかってなった時に、動きやすくても、表現しやすくても、それはダメだよっていう。何かルールに書かれてるわけではないけども、「それはダメでしょ」みたいことってあって。

落語の場合はそれぞれが恥をかけばいいことだけど、人と戦うものだから、なおのことあると思うんだけど。「何でチョンマゲなの?」とかも含めてその不合理なところとか、伝統的なところとかに魅力があったりするから。「そこはほら、アレじゃん」っていうところに通の面白さとかがあったりするから。やっちゃダメなこといっぱいあるんだろうなっていうのは一つと。

「ルールブックで禁止しろよ」みたいな人がいるのも分かる。でも、俺がすげぇラスボス感あるな、ヒール感あるなと思ったのは、人気があること。あれを支持する人も、俺はいるだろうと思うの。

絶対的に「あれはやっちゃダメ」って人が多いんだろうけども、ちょっとあのめちゃくちゃやっても、要は最後は勝ちますんでっていうやつ、それに惚れる人がいるのも分かるの。

そうするとさ、この俺らが大雑把にしか知らない相撲の感じで言うとさ、朝青龍ってさ、やっぱそういう悪役だったじゃん。で、その頃に白鵬っていうのは良いモンなんだっていう感じで、朝青龍がああいう形で追放されて。もちろん朝青龍のことを好きだった人も、評価する人もいっぱいいるんだけど。

追放されて、良いモンの白鵬の時代がきた感じがしたら、「え?白鵬こんなのなの?」っていう、なかなかないパート2の展開じゃん。

そうすると、今度この俺たちが見てるサーガみたいなものが完結するには、とんでもない奴が出てくるしかない。この白鵬を倒す奴と、多分その白鵬が死ぬ寸前に「お前を育てるために悪に徹した」っていう話をしなきゃいけないし。そのためには、そいつの師匠を白鵬が殺してないと(笑)なかなか上手なサーガにはならないんだけれども。

この先、どういうことがみんなの望む展開なのかね。突然、下から上がってきたばかりの凄い奴が、いきなり次の場所の頭の取り組みで、白鵬にその下っ端な奴が…どれぐらい相撲で掟破りか知らないけど、最初の一番で、肘打ち顔面にガチコンっていくのか。

もしくは、一番いいのはそれができねぇからみんな困ってるんだけど、白鵬の肘打ちから何から全部受けた上で、全部耐えて普通に勝つ奴がいて。なんか分かんないけど、そこで世代交代みたいなのがいいのか分かんないんだけど。

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