伊集院光や芦田愛菜も自ら立候補した、テレ東番組『池の水ぜんぶ抜く』に存在する「出演者、制作サイド、ロケ現場」のギブアンドテイク

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テレビ東京の『日曜ビッグバラエティ』枠内で不定期に放送されている企画『緊急SOS危険生物から日本を守れ!池の水を全部抜いて全滅大作戦』に、お笑い芸人・伊集院光が自ら名乗りを上げて収録に参加した。

6月25日放送の第三弾『池の水ぜんぶ抜く&駆除の達人 緊急SOS!ヤバイ現場に行ってみた!』に伊集院は参加したのだが、オファーはあったものの、第四弾は仕事の都合で出演できなかったのだという。一方、第四弾『緊急SOS!超巨大怪物が出た!出た!池の水ぜんぶ抜く大作戦4』には、女優・芦田愛菜が出演したと話題になっている。

この企画の魅力について、伊集院は以下のように語っている。

伊集院光、ロンブー淳のテレ東「池の水を全部抜く」番組の魅力を熱弁「超面白いの(笑)」

伊集院光:池の水を専門の清掃業者みたいな人と行って、池の水を徹底的に抜いて、池の中にいる外来種を駆逐したりとか、それから池をとにかくキレイにしましょうっていう。こう聞いただけで、クソつまんなそうでしょ?超面白いの(笑)

俺が好きだっていうせいもあって。俺、本当昔から、荒川土手の土手っぺりに行っては、半分ヘドロに埋まった自転車とかを、ただ見てんのが凄い好きで。「半分、ヘドロに埋まった自転車を引き抜きたい」みたいな人だから。少年だから。もう、見てて大好きで。

伊集院光、ロンブー淳のテレ東「池の水を全部抜く」番組が意外にも高視聴率であることに驚く「裏番組に『イッテQ』」

伊集院光:伊集院光:スゲェ濁った池に、「何がいるんだろう?」っていうことが、気になってしょうがない人って、そこそこの人数いると思うんですよ。

親戚のおばあちゃんの家に行く途中に、ビックリするような、濃縮した青汁よりも底が見えないような池を見て、ぼんやりそこを見てたら、ちょっと目を離した隙に、「トプン」って音がして、ふっと振り向いたら、デッカイ波紋だけ残ったときに、「何かいる!」って思って、3時間そこで待てる人(笑)俺以外にもいると思うんです。そういう人向きの番組なんです。

小学校の近くの古い池で、小学生が「スゲェ生き物がどうもいる」と。不法に放されたやつがいるって、近所で噂のところから、アリゲーターガーっていう、1 m近いワニっぽいやつ出てきたりとか。

それが見つかったりとか。前回も、1 m近いすっぽん。寺の池の泥の底から、1 m近いすっぽん出てきたり。今回も、物凄い量のミドリガメ出てきたところから、生物学者の人が横についてて、ミドリガメのギネス記録が32 cmなんからしいのね。ミシシッピアカミミガメなんだけど。28 cmのやつが、平気で2匹出てきちゃうっていう(笑)

「そんな?」って感じのやつ、ワクワクしながら見るんだよ。サブタイトルが、「池の水を全部抜く。外来種から日本を守れ」みたいなサブタイトルがついてて。外来種の専門家、生態系の専門家みたいな人が横についてて。

今言った、「ミシシッピアカミミガメは、外来種だから駆除しなきゃいけません」とか、アメリカザリガニとかわかりやすいよね。ましてや、アリゲーターガーなんて完全にいちゃダメなやつだから、そういうのをバンバン駆逐してくわけ。

伊集院光、ロンブー淳のテレ東「池の水を全部抜く」番組出演を熱望「すげぇ行きたい、あのロケ(笑)」

伊集院光:俺、ドブ臭いのとか全然大丈夫。だから、俺のサイズの胸までのゴム長さえあれば、俺、あのロケ行きたいんだよなぁ。ヘドロの中からジャンボタニシがいっぱい出てくるのとかって、凄い面白くない?(笑)

大量のジャンボタニシが、クッせぇ泥の中から、ガッサガサ出てくるの、超楽しみじゃね?でしょ?(笑)

このような説明を読んで、一体何人が「面白そう」と思えるかは不明だが、刺さる人には深く刺さる企画だろう。現に、自ら芦田愛菜は自ら立候補し、出演を果たしている。このことについて、伊集院は次のように語っている。

伊集院光、芦田愛菜が「池の水ぜんぶ抜く」に自ら立候補して出演したことに驚く「泥だらけの貝を持って、満面笑顔(笑)」

伊集院光:ネットニュース見たら、汚ぇ泥貝。50 cmくらいの巨大の貝を、芦田愛菜が泥だらけの貝を持って、満面笑顔って写真が(笑)

でも、本当に思ったんだよね。「なんでこんな池の水を抜くみたいな仕事に、なんで自分から立候補したんですか?」って言われて、「なんで?むしろ、こっちから言わせれば、『なんで立候補しないんですか?』ですわ」みたいな。

だって、誰もが池の底にいる生物、とりたいじゃないですか。外来種、退治したいじゃないですか。でも、誰一人にご賛同いただけなくて。マネージャーにも全く(笑)他のロケに行きたがらないのに。

いくつかのロケに関して、いい条件の仕事を断るのに、「伊集院、梅雨場は腰痛持ちで」みたいな話までしてるのに、「なに、お前泥潜ってんだよ」みたいなことを暗にマネージャーに言われたりとかして、全くご賛同をいただけなかったのに、芦田愛菜先生が、全く同じコメントで「超楽しかった」って。デカイ泥貝を持ちながら、「超楽しかった」っつってて。

こうしたマニアック企画にありがちであるが、「ロケ候補が見つからず、先細り」となると思いきや、実は「うちの池、さらってくれ」という要望があるのだという。

伊集院光、ロンブー淳のテレ東「池の水を全部抜く」番組が意外にも高視聴率であることに驚く「裏番組に『イッテQ』」

伊集院光:色んな自治体とか、お寺とか、公園とかの単位で、テレ東側は番組にしたいって思ってて、こっち側は掃除して欲しいって思ってるギブアンドテイクは結構あるみたいで、今回もテレビ見て。凄いなって思ったのは、ポンプ車を貸してくれる技術会社も、前回オンエアした後、「ウチの池をさらってくれ」って依頼が凄かったんだって。

「テレビ見たんだけど、ウチの池をなんとかしてくれ」って依頼がスゲェ多かったっていうから。まさかの、俺を含めたギブアンドテイク関係で番組できあがってて。

これからも期待されるシリーズは、もう第四弾。今後も、「喜んで出演したいというタレント」と制作サイド、そして「池をさらって欲しい」というロケ現場という、美しいギブアンドテイクでできあがった番組が
続くことが望まれる。

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