2020年10月11日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『たまむすび』(毎週月-金 13:00-15:30)にて、フリーキャスターの赤江珠緒が、NHKスペシャル『新型コロナの不安 どう向き合う?』で編集により誤解を招く発言になってしまっていたことについて弁明を行っていた。
赤江珠緒:コロナに罹った感覚をたとえて。
カンニング竹山:感染した感覚ね。
赤江珠緒:はい。「2階の屋根の上から飛び降りるぐらいの感覚です」って言ったの(笑)
カンニング竹山:感染した時の感覚?
赤江珠緒:いや、罹り終わった後の感想として。
カンニング竹山:ああ、治った後ね。
赤江珠緒:うん。この病気、凄くグラデーションがあって、亡くなる方もいれば、全然症状もない方もいるんで、若い方だったら、屋根から飛び降りても平気な人もいるじゃないですか。
カンニング竹山:そうか。
赤江珠緒:バーンって自分の足で降りれて。でも、私みたいに子供を抱えた状態で飛び降りろって言われたら、「いやいや、無理、無理」と。下で誰か支えてくださる方がいないと飛び降りれない。
カンニング竹山:うん。
赤江珠緒:ましてや高齢の方とか、病気持ってる方とかで違うところに頭をぶつけて死ぬみたいなこともあるから、凄く差がある病気なんです、と。だから、軽症の人はいいけど、下で支えてくれる人がいるから成り立ってるところがあるので。
カンニング竹山:うん。
赤江珠緒:下で支えてくださる方に、重点をこれから置くべきだ、と。
カンニング竹山:なるほど、いい言葉じゃない。
赤江珠緒:医療従事者の方にたとえましたけど。そういう人たちがボランティアとか責任感だけでギリギリもってる状況だと、これ続かないんじゃないでしょうか、ということを言ったんです。
カンニング竹山:良いこと言ったよ。
赤江珠緒:でも、後半がなかったから(笑)
カンニング竹山:つままれてんの?
赤江珠緒:「2階から飛び降りる感じ」っていうところが使われたから(笑)
カンニング竹山:はっはっはっ(笑)そこで終わってんの?
赤江珠緒:「ちょっと待って、ちょっと待って。ニュアンス大分違う」と。私が本当に言いたかったのは、感染する/しないを気にするのは当然ですけど、そこをゴールにするんじゃなくて、罹っても、治せば大丈夫、死なないようにすることをゴールにすれば…
カンニング竹山:はい、はい。
赤江珠緒:そうやって付き合っていくしかない病気ではないかってことを言いたかったんです。
カンニング竹山:正しいよ、言ってること。
赤江珠緒:だから、今やってる手洗い、マスクとか、市民レベルでできることは当然やって、効果があるんなら、それはできる限りのことをやる。
カンニング竹山:うん。
赤江珠緒:それでも罹るものが感染症だから、罹ってしまった時に、あまりにもショックを受けすぎる社会っていうのは、よくないんじゃないか、と。
カンニング竹山:よくないね。
赤江珠緒:そうすると、罹った人が治しづらくなるし、たとえばそれで周りを全て止めなきゃいけないとなると、病院もクラスターが出るとその病院の責任だ、みたいになると、その病院を止めた、そうするとその周りにしわ寄せが出て、その周りの病院こそ無理してクラスターが起きるとか、そういうことが起きてしまうんで。
カンニング竹山:はい。
赤江珠緒:社会全体を、ショックを受けすぎない社会にしていくっていう概念に少しずつ変えていくべきではないか、と。