2020年7月28日放送のテレビ東京の番組『チマタの噺』(毎週火 24:12 – 25:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、師匠・三遊亭円楽の「落語やれよ」という言葉を「心のどこかでは待ってたようなところもあった」と告白していた。
伊集院光:このコロナ禍で、毎日ラジオやってるけど、なかなか家を出られないから、ゲストのキャンセルが凄い相次いだんです。
笑福亭鶴瓶:うん。
伊集院光:そしたら、師匠の円楽から「出てやってもいいよ」って。
笑福亭鶴瓶:言うたんや。
伊集院光:そういう人なんです。そういう人だから、「俺も喋り足りないから出てやってもいいぞ」って言ってくれて。
笑福亭鶴瓶:うん、うん。
伊集院光:出たら生放送の中で、「やれよ」みたいな流れになって。
笑福亭鶴瓶:ああ、それよかったやんか。
伊集院光:それなんですよ。なんか、その場では「困ります」って言うものの、ちょっと心のどこかでは、待ってたようなところも。
笑福亭鶴瓶:それはそうやって。やったらいいよ。
伊集院光:だけど、お言葉を返すようですけど、落語家でありながらアフロ頭だったじゃないですか。
笑福亭鶴瓶:ああ。
伊集院光:あんなことが許されていたんですか?(笑)
笑福亭鶴瓶:いやいや、だからおやっさんはそれを…三瓶師匠がそうしてはるわけやないけど、ああいうなんを、ホンマは…ホンマに怒ってはったら切るで。
伊集院光:それは厳しい人怒るでしょ。だって、アフロで江戸時代の噺できないでしょ?(笑)
笑福亭鶴瓶:だからしてないがな(笑)線、違うところ行こうと思ってたんやけど。それはおやっさんはそこまで怒らなかったし、兄弟子も何も言わへんかった。だから、そういう感じの人間をちょっとは育てたかったから。
伊集院光:ああ。
笑福亭鶴瓶:笑福亭って名前を世間に売りたいところもあった、まだ寄席がなかったから。
伊集院光:でも、お世辞抜きで鶴瓶師匠がちょっと希望でしたよ。笑福亭でありながら、ラジオスターでもあり、テレビスターにもなってたから。
笑福亭鶴瓶:うん。
伊集院光:「こういうことも可能なんだ」って思ってて。
笑福亭鶴瓶:うん。
伊集院光:「いいんだ、落語の名前でこんな頭してて」って(笑)
笑福亭鶴瓶:そう、そう。あれはおやっさんが全然言わへんかったから。でも、それを上手いこと神様が抜いたんやな、完全に(笑)
伊集院光:はっはっはっ(笑)神様が毛根に(笑)
笑福亭鶴瓶:毛根にガーッて、抜け出して(笑)「お前、そんな髪要らんやろ」ってことでこないなことに(笑)
伊集院光:古典に邪魔だろっていう(笑)
笑福亭鶴瓶:凄いやりやすいで、これ(笑)