伊集院光、JASRACがヤマハ音楽教室へ2年間送り込んだスパイの裁判での証言にツッコミ「一日目で言えるやつだよね(笑)」

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2019年7月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、JASRACがヤマハ音楽教室へ2年間送り込んだスパイの裁判での証言について語っていた。

伊集院光:最近、ツボにハマったやつで言うとさ、JASRACがさ…要するに、ヤマハの音楽教室で先生が生徒の前で、JASRACが管理してる楽曲を弾くという行為、その行為に対して、JASRACはカネをよこせ、と。

で、ヤマハ音楽教室はこういう学習のために使われる場合は、著作権は適応されないんじゃねぇかって戦ってる中で、JASRACが潜入させた、と。JASRACの草を、忍者をヤマハ音楽教室に入らせて。

で、どういう感じでJASRACの管理している楽曲を使ってるかを、延々と調べさせて。その期間が2年だと。2年間、音楽教室に通って。結局、裁判で「先生の演奏が上手くて、あたかもコンサートを見ているような状況でした」と。要するにこれはJASRAC側の論点からすると、「コンサートじゃん」っていう。

「コンサートで人の権利のある楽曲を使う場合は、JASRACにオゼゼを払ってもらわなきゃ困りますわ」っていうんだけど。

このスパイ、凄くね?絶対ギター上手くなっちゃうよね(笑)だって、2年間コイツ本来、音楽なんか習う気ないのにってバレたらダメなわけじゃん。っていうことはそれなりに、熱心に通うよね。

2年間、熱心に通ってやめない奴だよね。どっちなんだろう。俺がJASRAC側だとすると、すげぇ上手い奴。めちゃめちゃ上手い奴を送り込みながらも、最初、初心者のふりをしてすげぇ弾けない、みたいな。

それをちょっとずつ…2年行く予定で派遣されてるから。「2年後は裁判だから、それまでお前、謀っておけよ」ってことじゃん。そうすると、2年間のプランで「これぐらいで上手くなる」とか。間違いなく生徒なんだってことをきちんと騙さなきゃいけないから。

一旦、スランプとかあるじゃん(笑)挫折して「こんなに上手くならないんなら、やめようと思う」みたいな話をしなきゃおかしいよね、絶対ね。それもしなきゃいけないし。そいつの前で先生が、コンサートと思うぐらい真心を込めて弾いたってことは、そいつ、見どころある、みたいな空気を出さないと(笑)

先生もすげぇおざなりな演奏しかしないじゃんか。その押し引き、すげぇ難しいし。本当は好きじゃないけど、好きな歌手設定とかも、ギターだったら「長渕好きだ」ってことも言っていかないとおかしいよね。

だって、その人、JASRACに入社して、そこでも信頼されるぐらいの年になって、こんな隠密行動させられてるわけでしょ。「お前、この年で急にギター?」ってなった時に、よっぽど好きな奴入れないとダメじゃん。ストーリー、作らなきゃダメじゃん。「長渕、すげぇ好きだ」と。でも、長渕好きだってことを忘れて、社会の犬になりました、と。でも、そうじゃねぇっていう。

「アメリカじゃあ~ビンラディンが…」の感じを(笑)「持てるものは、俺たち、正直に生きてる貧しい者たちの上に立ち!」が、また来たんだっていう(笑)そういう設定とかも全部やりながら、途中、バカバカしくなってくるんじゃないかな。

頻繁に連絡がJASRACから来ちゃうとそれも感づかれるから、2年後のXデーまでは黙って下手なふりをしたり、ちょっと上達したり、ウソで先生に悩みを話したりしてるわけじゃん。情も湧かねぇ?

で、ある日、他の4人のメンバーが、「コイツらもJASRACなんじゃね?」って(笑)「コイツら、ずーっとこの教室で同じメンバー…コイツらJASRACの可能性あるよね」みたいな、よく分かんねぇことにすげぇなってったりするわけじゃんか。

で、2年経って「出廷してください」ってさ。やってる証言が決定的なこと何も掴んでないよね(笑)証言台に立って言ったことが、「まるでコンサートのようでした」って(笑)一日目で言えるやつだよね(笑)2年やった結果、そのボンクラぶりって凄いじゃん(笑)

むしり、「無能でいい」って思ったのかな。先生に心開いちゃったから、むしろ2年潜伏してて、「あの体たらくな発言」っていう(笑)「これ、何の裁判のプラスになるの?」ってことになったんじゃねぇかって、俺は想像するわけ。

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