2026年6月2日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 23:00-25:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、永野の監督作品『MAD MASK』を鑑賞して永野は「令和の寺山修司だ」と思ったと語っていた。
太田光:「でも、R18って、そんなエグいの?」っつったら、「いや、それがね、そんなことないんですよ」っつって。
田中裕二:うん。
太田光:「えぐいっつってもね、全然ね…やっぱね、今ね、映倫ってね、知ってました?太田さん。映倫って5人ぐらいのオヤジで決めてるらしいんですよ、映画。ここモザイクしてるとかね」って。
田中裕二:へぇ。
太田光:「で、なんかね、一人のオヤジがね、なんかこれ僕の趣味じゃないっつって、それでカットになったシーンがあって、結構削られちゃって、なんだかよくわかんないんですよ。全然そんなことないんですよ、マイルドな映画なんですよ」って言うからさ、「あ、そうなんだ?」っつって。
田中裕二:うん。
太田光:「じゃあ、ちょっと今度送ってくれる?」「あ、送ります、ぜひぜひ」って言ってたんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:ただ確かに、R指定って、結構厳しいのは俺も知ってて。っていうのは、前に新しい地図の、映画、俺、撮ったじゃない?『クソ野郎』。
田中裕二:はい。
太田光:あの時に、新しい地図の映画だから、飯島が…あのバカ女の飯島が言うわけ。
田中裕二:バカ女とか言わなくていい、そういうこと。
太田光:で、とにかく、要するに「新しい地図の映画は、全員に、万人に見せたいから」っつうんで。
田中裕二:うん。
太田光:で、俺の、暴力シーンが結構あったんだよ、草彅のやつで。
田中裕二:うん。
太田光:で、それもちょっとこう、現場で相談しながら、「これ、血がちょっとでも出ると、R指定になる可能性があるんで。だからこれ、映さずに」っつって。だから言ってみりゃ、ま、ちょっとこう、指を切るみたいなシーンとかも、草彅のアップで撮ったりとか、いろいろ工夫した思い出があるから。
田中裕二:うん。
太田光:「あれ、厳しいんだよな、あそこはな」っつって。
田中裕二:うん。
太田光:「そうなんですよ、なんだかよくわからないですけど、ちょっとしたことであれなんですよ」って言ってたの。
田中裕二:うん。
太田光:そしたらさ、すぐ送ってきてくれて。ネットでさ、永野のその『MAD MASK』っていうやつ見たんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:「どこが平気なんだ?この映画」って。
田中裕二:はっはっはっ(笑)
太田光:もうさ、全シーンカットだよ。もうさ、アイツさ、どこが大丈夫だと思ったんだかわかんない。俺が映倫なら、全部カットだわ。もうヒドイんだよ、最初から全編ヒドイんだよ。
田中裕二:あ、そう?
太田光:もうさ、えぐいんだよ。
田中裕二:へぇ。
太田光:完全にえぐいんだよ。これひどい映画なんだよ。でさ、分かるんだよ、ウケんのも。俺、笑っちゃう、もうところどころ笑っちゃう、永野らしくて。もう永野節全開だから。
田中裕二:はい、はい。
太田光:で、斎藤工出てくるし。金子ノブアキとかってあの役者、今売れっ子のね。あれ出てくるし、アイナ・ジ・エンド、あの子がヒロインで出てくる。凄いんだよ、とにかく。で、面白いことは面白いんだけど、まぁヒドイ映画なんだよ。もうアイツの趣味だから。
田中裕二:はい、はい。
太田光:でさ、「ひでぇな、この映画」と思いながらさ、見てたんだよ。でも、見てるうちに段々さ、「じゃあこれと寺山修司と、何が違うんだろう?」と思ったらさ、何にも違わないんだよね。
田中裕二:ああ、そうなの?
太田光:あの『田園に死す』とかあったんじゃない?昔、寺山修司。あれとやってること何にも違わない。
田中裕二:あ、そう?
太田光:だから、永野は「令和の寺山修司」だと思った。
田中裕二:令和の寺山修司?(笑)
太田光:全く、要するに遜色ないね。
田中裕二:あ、そう?
太田光:あれは芸術だと捉えればだよ。単なる悪趣味だと言えば、まぁそうなるだろうけど。
田中裕二:へぇ。
太田光:凄いよ、やっぱり。



