2025年10月31日放送のABCラジオの番組『東野幸治のホンモノラジオ』(毎週金25:00-26:00)にて、お笑い芸人・東野幸治が、『行列のできる相談所』高橋利之Pがかつて語った「テレビ番組とは」という話について言及していた。
東野幸治:高須さん、3人目のダウンタウンと言われてる放送作家の高須さんが、ラジオをやっているそうです。
リスナーメール:ダディが素晴らしい演出家と語る高橋利之さんが出演されていました。
東野幸治:日本テレビの、『行列』始め、様々なヒット番組、大型番組に高橋利之ありって言われた、ディレクター兼・演出家兼・日テレの偉いさんっていう。
リスナーメール:高橋さんが、ダディに語ったという言葉の要約なんですが、「テレビ局員はアーティストじゃないと後輩に伝えている。スポンサーさんの宣伝費があってのもので、我々のお金じゃない。だから、ちゃんと数字も意識してしっかり商品も映す。自己満足で演出してはダメ」みたいなことをダディに話したら…
東野幸治:僕もね、これ番組でも言いましたけど、テレビとは何かって。日本テレビの本当の東京の王道の番組って何かって言ったら、もうそういうことですって言われて、「あ、なるほど」って。僕もいろんな方、ダウンタウンさんや、例えば『笑っていいとも』タモリさんはじめ、いろんな人気番組、出させてもらった時に、いろんな勉強させていただくけど。
渡辺あつむ:はい。
東野幸治:日本テレビのその行列の高橋利之さんに言われたのは、「スポンサーさんが一生懸命、革靴すり減らすまで営業して、で、スポンサーになってくれた。そこの会社の売上の一部を宣伝費に使ってるから。だからみんなに見てもらう番組。なおかつ数字上げて、一番良いところで、その商品を宣伝するっていうのがテレビ番組っていう考え方です」っていう。
渡辺あつむ:うん。
東野幸治:今まで会ったことないタイプの人でした。僕が今まであったことは、おじいちゃん、ヨロヨロの汚い70歳、75歳ぐらいのおじいちゃんが、踏んだお餅ち。餅つきじゃなくて、汚いおじいちゃんが素足で踏んだお餅ち、親指と人差し指の間から出てきたお餅を食べるとか、そういう番組(笑)
渡辺あつむ:スポンサーのために?(笑)
東野幸治:いや、違う(笑)その人が笑いたいために(笑)
渡辺あつむ:はっはっはっ(笑)
東野幸治:はっはっはっ(笑)っていう番組もあるし、真逆で「こっちもある」っていうことですけれども。
リスナーメール:ということをダディに話したら、「会社員はテレビの歯車と解釈して拡散され、戸惑っている」と話してました。
東野幸治:いや、そんなことないよ(笑)「タレントは番組の歯車ですよ」っていう解釈ですから。
渡辺あつむ:うん。
リスナーメール:その歯車理論を、東野さんから学んだと拡散してるアンジャッシュ渡部さんは日テレに出れるんでしょうか?
東野幸治:無理です。血眼になって営業の方が歩いて、革靴すり減らした、そのお金の一部をなんでアイツに渡さなアカンのですか。
渡辺あつむ:追い打ちすな(笑)
東野幸治:はっはっはっ(笑)珍しいっすね、高橋利之さんが出演するっていうのはね、なかなか珍しいと思います。映像とかテレビとかでは多分、絶対に出たがらないタイプですから。
渡辺あつむ:うん。
東野幸治:ラジオやから、音声だから良かったんですかね。



