2025年10月21日放送の読売テレビの番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、せいじがかつて所有していた宮古島の「お化けビル」を購入しようとしたところ予想外の結末が待ち受けていたと語っていた。
千原ジュニア:宮古島で建築工業をやってる俺のツレが、「ジュニアさん、あのビル今、オーナー持ち主誰なんすか?」ってなって。
ケンドーコバヤシ:ビル?
千原ジュニア:っていうのは、せいじがもう何年も前に何人かでもうボロッボロの4階建てのビルを買ったのよ。
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:何人かで、共同で。
ケンドーコバヤシ:宮古島にね。
千原ジュニア:そう。ほんなら、もう細い細い道で、重機入っていかれんから。建て直しができない、と。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:そのまま手つかずで、ボロッボロのままやから。ほんでもうみんなが中学生たちが入って、お化け屋敷に使ったりとか。ちょっとマセた高校生とかが中で女の子とごちょごちょしたり、みたいな。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:結構、番組とかでも幽霊ビル、お化けビルであそこお化け出るよ、幽霊出るよみたいなんで。
ケンドーコバヤシ:はっはっはっ(笑)
千原ジュニア:東京の番組でもなんか行ったりして。
ケンドーコバヤシ:はい、はい。
千原ジュニア:大輔がちょっと行ったりとか、あったわ。
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:みたいな。それをもうせいじと友達とか、もうだいぶ前に手放してるわけ。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、建築業をやってるツレが、「ジュニアさん、あれもう今の建築基準法では、あの高さの建物、あの辺に建てられんから、見晴らしが一生変わることないんですよ」って。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、調べたら鉄筋でしっかりしてるから、建物は。「中、リフォームして外を綺麗に塗ったらあれええビルですよ」って。
ケンドーコバヤシ:うん。今では、もうあそこに建てれない。
千原ジュニア:そう。で、「ジュニアさん、ワンフロア、例えば4階なら4階、ワンフロアジュニアさん買って。1、2、3をテナント入れるとかで、あれいいですよ。あれ1個持ってたら、別荘でめっちゃええんちゃいます?」みたいな。
ケンドーコバヤシ:夢ですよね、持てたら。
千原ジュニア:「そう言われたら、そうやなぁ」みたいな。「全くそんな、せいじのお化けビルのことなんてもう頭になかったわ」みたいな。
ケンドーコバヤシ:はい、はい。
千原ジュニア:「いや、あれいいですよ。俺、手伝いますよ」みたいな。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「あ、そう?ちょっとほな、明日見に行ってみようかなぁ」ってなって。
ケンドーコバヤシ:ほう。
千原ジュニア:居酒屋やってる友達と、一緒に23歳のライブやったこと、ウチのマネージャーとかと。「明日行こうか」とか言って。で、行く前に友達がやってるカフェに行こうって。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:で、コーヒー飲みながら、「今、せいじの昔持ってたお化けビル、ちょっと見に行くねん」とか言ったら、そのカフェやってる友達が「あ、そうですか。そんなん一軒あったらいいですね」って。で、このカフェやってる奴も、もう十何年前に伊良部大橋っていう、綺麗なね。
ケンドーコバヤシ:車で行ける。
千原ジュニア:無料で渡れる橋の長さは一番長い、みたいな。伊良部島に橋がかかったら、土地が多分上がるやろうからって、十何年前に親父に言われて、共同で土地買ったって言うてたなって。
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:「あの土地、今どうなってんの?」って言ったら、「いやもう手つかずで、何もやってないんですけど」って。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「将来的にはいろいろやりたいなと思ってるんです」「そうなんや。あれもう買ったときどんなもんやった?」「安っ!」って。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「やっぱ先見の目あるな。もうただにボーっと遊んでただけで、もうほんまにそういう才覚がないわ」とか言いながら。「何坪ぐらいあるの?」って言うたら、「1200坪です」って。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「1200坪買うてんの?あの時に」「いや、安かったですから」って。「すげぇなぁ」「いや親父が買っておけって」と。凄いやん、それ。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「さすがやわ」と。「それはそうと、俺は一方アホな兄貴が買ったお化けビルが見に行ってくるわ」言うて。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:もうボロッボロ。鍵かかってて、中は入られへん。でも、外に階段があって、屋上までは上がられへんけど、屋上のちょい手前の踊り場ぐらいまで上がった。ほんなら宮古島の海がドーン見えて。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「これはたしかに屋上でバーベキューの、これ気持ちええやろなぁ」みたいな「これええなぁ」とか言って。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「これ、オーナー誰なんやろうなぁ」って言って、パッて下見たら、23歳の一緒に昨日ライブやった男の子が、宮古島のおばあと喋ってるのよ。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:その子は、宮古島出身の子やから、「あ、知り合いなのかな」って思って。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:ほんで降りて行ったら、「ジュニアさん、このビルのオーナーです」「え?!」ってなって。
ケンドーコバヤシ:ほう。
千原ジュニア:「そうなんですか?」「そう」って。お父さんが健在やった時に一緒に買って、息子2人、娘2人いるから、全員に家族があるから、家族の誰かが使ったらええわと思って、お父さんと2人で買ったんやけど、お父さんも亡くなって。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「私、一人で管理もできないから、誰かに買って欲しい」って。
ケンドーコバヤシ:ああ、処分したい、みたいな。
千原ジュニア:「俺、買いますよ!」って。
ケンドーコバヤシ:え?
千原ジュニア:不動産って、タイミングやとか言うやん。
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:散々、今まで別荘買え、土地買えとか。「いや、もう台風来るし、管理もでけへんし」とか言ってたんが、「あの時買っておけばよかった」みたいなことがあるから。
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:こんなタイミングで、オーナー現れて。これはもう俺買いますって。「どうしたらいいですか?」「娘が宮古島にいるから、じゃあ娘に電話して」みたいなことを言うので。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「息子も沖縄なんだけど、本島でお医者さんやってて」みたいな。「どこに住んではるんですか?」「このビルの真後ろ、そこに住んでるんです」「あ、そうですか。それなら電話しますね」って、その23歳の男の子が、オーナーの娘さんに電話してくれたんよ。
ケンドーコバヤシ:ほう。
千原ジュニア:「今、ビルのオーナーのお母さんとお話させてもらってて。ビルのことで…はい、はい、はい…あ、分かりました。そうですか」って。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「なんて?」って言うたら、「ウチの母親、認知症でそれ全くウソです」って。
ケンドーコバヤシ:ふふ(笑)
千原ジュニア:「えーっ?!えー…お化けビル」って。
ケンドーコバヤシ:そうか(笑)
千原ジュニア:俺、もう「買うで!」ってなってたんよ。
ケンドーコバヤシ:はい、はい。
千原ジュニア:こんなタイミング。オーナー探してて、オーナー自ら現れて。「え?!」ってなってたら、「はぁ?!」って。

