2025年7月11日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、映画『国宝』大ヒットの効果で『ババンババンバンバンパイア』を見る人が増えるも映画館で「これじゃない感が漂っていた」と語っていた。
神田伯山:吉沢亮さんがちょっと事件起こしちゃったから、公開自体が前後しちゃったりとか、なんか色々あったかもしんないんだけど。
『国宝』の後に、今、吉沢亮さんの最新作が『ババンババンバンバンパイア』っていうさ。吸血鬼の話なんですよ。で、ぶっちゃけてさ、まぁ『国宝』効果で今、歌舞伎とかもさ、今凄い結構お客さん増えてるじゃん。
それだけじゃなくて、多分吉沢亮さんにもう人気がガッと集まってんの。で、吉沢亮さんの最新作って、これちょっとあらすじ、普通に説明してきます。「銭湯で働く森蘭丸(吉沢亮)。その正体は450歳のバンパイア。至高の味わいである18歳の童貞の血を求め、銭湯の一人息子である、男の子15歳の成長と純潔をそばで見守る日々だったが、ある日この男の子がクラスメートの女の子に一目惚れ。恋が成就してしまえば、これすなわち童貞喪失の危機。突如訪れた絶体絶命のピンチに、恋をさせてなるものかと、蘭丸による決死の童貞阻止作戦が幕を開ける」っていう。
これじゃないよね。「これじゃない」感が凄いのよ、コメディなんだけど。で、『国宝』効果で『ババンババンバンバンパイア』がめちゃくちゃ混んでんのよ。でも、みんなもうそのとにかくね、前半と中盤までそのコメディの感じで、バンパイアの話面白いんだけど。後半が「えっ?」て終わり方なの。
『国宝』のさ、「至高の芸を」って、遠くを見つめて余韻に浸って、「ああ、いい映画見た。2時間55分の」っていう。そうじゃなくてもう、この『ババンババンバンバンパイア』の最後は「…終わり?」っていう。「嘘でしょ」っていう。
俺、ビックリして。これね、長渕剛も見に行って欲しいんだよ(笑)いや、俺さ、やっぱり逆に言えば吉沢亮さんのこの幅の広さみたいな感じが出てて、逆になんかさ、調子こいてるやつとかさ、『国宝』がとにかく今、著名人の間とかもうお客さんで絶賛されてんじゃん。
中では、天の邪鬼みたいなやつとかもいてさ、「いや、『国宝』よりもこの『ババンババンバンバンパイア』の方がはるかに構成はよくできてる」みたいなこと言う奴いるんだよ。
できてねぇよ。全然、できてねえよ(笑)序盤と中盤良かったよ。でも、後半は変だよ。『国宝』と2本立てで見て欲しい(笑)『国宝』の余韻が、どれだけバンパイアでもつかっていう(笑)

