2025年7月11日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、伊集院光が映画『国宝』に対して歌舞伎ファンからの視点で疑問を呈していたことに皮肉めいた発言を行っていた。
神田伯山:映画『国宝』が大ヒットをして、色んな著名人が大絶賛をしておりますが、主演を務めた吉沢さんの映画最新作『ババンババンバンバンパイア』を見てきました。
この映画、450歳のヴンパイアが18歳の童貞の血を求めて、奮闘・努力する吉沢さんを見ることができるんですが、『国宝』との振り幅が凄いです。映画館中、「これじゃない」感が漂っていました。
映画『国宝』が大ヒットしてまして。現時点で319万人が来場者数いて、しかも44億円の収益でしょ。誰が最初にいいって言ったの?試写を見に行った俺じゃないの?淀川長春の生まれ変わりのこの俺が、あの東宝の試写に行って、「万難を配して見て欲しい」って。
そしたらもういろんな人が乗ってくるわ。梅沢富美男さんも、なんか「エンドロールの最後まで席を立てませんでした」みたいなこと。あと東野幸治さんももう、めちゃくちゃ良くて、「ここ3年、4年、5年の中でもベストワンじゃないか」って。
あとなんかどさくさ紛れにアンジーとかも絶賛してたろ。なんか「ちょっと私、詳しいです」みたいな、中村仲蔵の血のない役者みたいなの出しちゃって。で、さりげなくなんか匂わせみたいな感じでさ。彼女のX見たらさ、なんか「原作の『国宝』も私読んでます」みたいな。凄いんだ、アピールが。
どいつもこいつも、俺が最初に行ったのに!俺が最初に試写で見て『国宝』良かったって言ったのに、みんな後乗りだ。みんな俺の真似。もうヒドイよ。
で、伊集院さんに至ってはなんかあれだろ、またなんか天の邪鬼っていうか。なんか「思ってたほどじゃなかった」みたいな。「俺は歌舞伎好きだから。いや、ちょっとあそこであれをやんのはどうかな」みたいなね。
もう多分、伊集院さん、鷺娘を踊れる設定になってんだよ。自分が至高の高みに行っちゃってるから。さすが、と思って。いや、素晴らしいなぁみんな。もうみんな言いたい放題だ。

