2024年5月6日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『水曜日のダウンタウン』の藤井健太郎が手掛けた番組『大脱出』に驚愕したと語っていた。
伊集院光:『大脱出』のそのバラエティーにはちょっとありえない、カネのかかり方。オープニングでクロちゃんが首だけ出して、土に埋められてるところから1シーズン目始まるのね。
で、どうやって脱出するかっていう。で、同じ時にたとえばあれかな、みちお君と布川君、トム・ブラウンの二人がお菓子の家に閉じ込められてて、お菓子の家を食べて穴を開けて外に脱出する。
で、みんな脱出しなきゃならない状況にいる人がいて、それが始まるんだけど。どこだかわからない、見たこともない廃村を全部貸し切って、そこでやってんのね。その廃村にいろんなポイント、ポイントのオリジナルの割とちゃんと統一した世界観の仕掛けがあって。そっからみんなが頑張って脱出してくって話で。
シーズン2は、もうそれがこうさらにグレードアップして、異様な。もうそのちょっとした、何丁目何番地の何番地ぐらいの広さに見える…何号ぐらいの広さに見える空間に、いっぱい脱出しなきゃいけない建物が立ってて。
で、そこから脱出すんだけど。「いくらかかってんの?これ」っていうぐらいの贅沢さで。構成の若手たちも、今後テレビのバラエティ番組作りたいとかっていう子たちだから、見た方がいいって言んだけど。
「それだけのためにDMM入るの、ちょっと…」ってなるから、「じゃあ、うち見に来る?」みたいな。また街頭テレビの感じになってるわけ、ウチが。
でも、なんか割と無頓着に自分たちは入って、簡単に「『寄生獣』面白かったけどさ」とか言うのは簡単だけど、でもそのため入るってなってくると、結構大変だよね。
Appleとかもやってるもんね。俺はApple入ってないんだけど、AppleTVもゴジラのすげぇカネかかってる、『モナーク』っていう連続もののシリーズみたいのもあるし。それを見るのに、いくらかけるんだって。おもしろ番組フィーには、みんないくら払って…で、当然食うのにカツカツの人からしたら…本当に面白いにめちゃめちゃ貧富の差ができるわけじゃん。
そんなのが俺は、ちょっと良くない気がする。まぁ、良くない気がするけど「じゃあ、伊集院の家行くわ」ってなられても、ウチは本当の街頭テレビではないから。力道山をみんなで見てた時代ではないから(笑)そういうわけにはいかないんだけど。
なんかそれちょっと最近思っちゃうんだよね。