放送作家・高須光聖、『水曜日のダウンタウン』クロちゃんの自宅100万円捜索ドッキリの裏側を語る「後輩を仕込んで…」

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2024年2月24日放送のTOKYO FMのラジオ番組『いいこと、聴いた』(毎週日 13:00-13:55)にて、放送作家・高須光聖が、『水曜日のダウンタウン』クロちゃんの自宅100万円捜索ドッキリの裏側を語っていた。

秋元康:あれは凄いよ、『水曜日のダウンタウン』。

高須光聖:そう、そう。

秋元康:なんで凄いかっていうと、今日たまたまZOOM会議やってる時に言ったんだけど。

高須光聖:はい、はい。

秋元康:やっぱりそのTBSの藤井健太郎の腹のくくりがある、と。

高須光聖:うん。

秋元康:だって、あれをやったら絶対叩かれるってのも分かってるわけじゃん。

高須光聖:うん。

秋元康:それは高須も。

高須光聖:はい。

秋元康:それを、確信犯で「ここまでだったら大丈夫だろう」っていう際がさ。

高須光聖:はい、そうなんですよね。

秋元康:だから必ずバズるし。

高須光聖:うん。

秋元康:で、TVerとかの再生回数もぶっち切りだしさ。

高須光聖:うん。

秋元康:で、必ずネットニュースに上がるじゃん?

高須光聖:うん。

秋元康:でも、「あれをやる勇気を持ってる人が、他にいるだろうか?」と思うんだよね。

高須光聖:そうですね。だから、あるところから世の中も同じ共犯意識を持ってもらって、「ここ以上行くと落ちるぞー」っていう目線を、一緒につけてくれたんですよね。

秋元康:そこが面白いんだよね。でもさ、逆に俺たちがたとえばもう放送作家長いと、「ここでクロちゃんがどこどこ行きます」って言ったら、「これは、ここが叩かれるな」って、全部分かるわけじゃん。

高須光聖:はい、はい。

秋元康:それをGOするっていうのは、なかなか勇気がいるよね。

高須光聖:そうですね。でも、アイツの凄いところは、「やっぱそこ分かってるな」っていうのが、凄い会議してても楽なんですけど。

秋元康:うん。

高須光聖:たとえばクロちゃんが、家の中で100万円を探すっていうのがあって。で、後半生放送になって。

秋元康:うん。

高須光聖:で、クロちゃん途中から来るんですけど、しばらくはずーっと何もないわけですよ。

秋元康:うん。

高須光聖:なので、けクロちゃんって必ずオンエアチェックするので、「見るはずだな」と。

秋元康:うん。

高須光聖:でも、その時に「家にいて、見てポーンは実は素晴らしいかもしんないけど、面白くないな」と。

秋元康:うん。

高須光聖:だから、後輩のところで見てて欲しいな。「じゃあ、後輩仕込んで裏でなんとかして」っていう、そのスタンバイを全部するわけですよ。

秋元康:うん。

高須光聖:で、後輩のところで見といて、いい距離で気づいたら「ここまで何分で来れる」っていう逆算があって。

秋元康:うん。

高須光聖:「だったらこれぐらい間が空くなぁ。この間って、めっちゃくちゃ面白いなぁ」っていう、その絶妙の感覚だけで。

秋元康:うん、そうだね。だからやっぱり、やっぱあれが画期的だよ。途中から生に切り変わるって、その勇気ないよ、みんな。

高須光聖:うん。

秋元康:だって事故るじゃん(笑)

高須光聖:そうなんですね。でも、事故りかけが面白かったりもするし。

秋元康:もちろん、もちろん。

高須光聖:スタッフが本当は見切れるぐらい、慌てて声が向こうから聞こえるぐらいが本当は面白くて。

秋元康:いや、だからそこが事故るのが面白いっていうのは放送作家、俺たちの無責任な発言で。

高須光聖:そうなんです、いたずら心が。

秋元康:そうだけど、でもそれを藤井健太郎は、やっぱりTBSの社員っていうことで、それを背負ってるところが凄いなと思うので。

高須光聖:凄いですね、それはそうですね。

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