2024年1月10日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、『脱力タイムズ』で「ヤラセ」を暴露されたことで番組への「御恩の貯金は尽きましたよ」と発言していた。
山里亮太:僕みたいなもんなんて、基本はやっぱ台本がないと何もできないって ことがね、『脱力タイムズ』で露呈した人間なんでね。
いや、もうヒドイ話よ。テレビをやってる人間が、一番やっちゃいけないことだと思ってんですけど、あれ。人をね、大ヤラセ芸人として。
恩義がめちゃくちゃあるから。『脱力タイムズ』、まぁ言ったらね、我々夫婦のね、もうご縁を頂いたきっかけの番組っていう、その御恩があるから、今まで色々我慢しましたけど、もう御恩貯金尽きましたよ、もう。『脱力タイムズ』に関しては。冗談じゃない。
見てない方もいるからね、これはだから言ったらね、俺はまぁだから、『脱力タイムズ』のね、言ったら、いつものメインゲストの方で、岡山天音さんが今回、メインゲストで来られてて。で、その横でなんかね、まぁ一応サポートというか、コメンテーターの一人としているんですけど。
で、その時はいつもね、なんかこう渡された台本がもう、全然違ったりする。本番、違う。「でも、今回は山里さん」と。「もう先に言いますけど、山里さんに仕掛け人になって欲しい」と。
で、小沢さんっていう女性アナウンサーも、言ったらもう『脱力タイムズ』はもう本当、名女優というか、アナウンサーの中でも、あれができる人は数少ない。凄い人よ。その小沢さんが、一回ね、産休でお休みになられる、と。それ以降、佐久間さんってアナウンサになって。
その佐久間さんが1発目だ、と。で、「ちょっとそこを今回は取り上げていきたい」と。で、ドッキリを仕掛けたいっていうことで、「山里さんも仕掛け人側なので、今回はもうこの打ち合わせは、いつもは打ち合わせして意味なかった、みたいになってますけど、今回は本当です」と。
で、打ち合わせでちょっとこう、まだ慣れてないから、結構ガッチリ決めていってあげて、佐久間アナが「やるじゃん」と。あの小沢さんって天才パフォーマーの後でもいけんじゃないっていう風にしてあげたいっていう。
やっぱ『脱力タイムズ』ってのは、作る方々の出る人への愛が凄いなぁって思って。で、俺も「いいですよ」と、仕掛け人になりましょうってことで、「もうやり取りを全部、決めていきたい」って言われたの。
「こういうボケがあって、こういう風にツッコんで」を全部決めてって、で、その中で佐久間さんが、それがもう決まってると思ってたら、途中から「あれ?」と。佐久間さんが決まってない状態に、台本から俺が逸脱させてって、佐久間さんビックリ、リアクションとれるかなって。
で、そのために俺はね、だから例えばオープニングトークで岡山天音さんがするトークが、俺の最近の失敗談、恥ずかしい話をするっていうくだりで、「いや、それ俺のじゃないですか」っていうのをやって欲しいって言われてね、打ち合わせで。「それツッコんでくださいね」って言われて。
で、「あとなんかもう最近の犯罪についてやるので、盗撮とかの被害の話の時に、山里さんのお家をね、見せるわけいかないんですけど、オンエア上はモザイクかけますから、この写真を山里さんのお家ってことにして、リアクションとってもらえますか?」って言うから、「分かりましたよ」と。
「あと、勝手に盗まれて、それが売られてるみたいなくだりがあるんですけど、山里さんの部屋に入った時に、スタッフが盗んできたっていう体でやりたいんで、家からなんか持ってきてくれますか?」って言うから、俺も家から宝物を3つ持ってきて、お渡ししてね。
で、打ち合わせして、俺もいざ仕掛け人として頑張ろうなんてやって、「あ、台本通り『脱力タイムズ』いくって、こんないいんだ。台本通りでこれでまた面白くしてもらえるんだ」と思ったら、途中でさっき言った打ち合わせの映像を流しやがって。それはダメでしょ。
俺が本当に、恥ずかしいぐらい。台本にまた味付けも、薄いの。俺、ほぼ台本でやってんのよ。「お前、京都の高級料亭か」ってくらいね、素材活かしちゃって、薄い。
ほんのりお出汁。語尾を変えるとか。たとえが増えるわけでもないのよ。薄味のあれ。で、台本がないと何もできないって露呈したけどね、それは。そんなことあった『脱力タイムズ』。もう俺は、『脱力タイムズ』に対して、御恩の貯金は使い果たしたんで。
行かしてもらうから、それは嬉しいから行くよ、会いたいから、あのチーム面白いし。でも、俺はもうピエロじゃない。俺はピエロじゃない。まぁ、ピエロじゃなくなった瞬間、何もできないんですけどね(笑)やかましわ!