2023年6月9日放送のABCラジオの番組『東野幸治のホンモノラジオ』(毎週金25:00-26:00)にて、お笑い芸人・東野幸治が、坂元裕二脚本の映画『怪物』を見て「坂元さん…それないんちゃいますか」と思ったシーンがあったと告白していた。
東野幸治:映画見に行ったんですよ、『怪物』。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:坂元裕二さん脚本で、是枝監督で。音楽、坂本龍一。で、出演が安藤サクラ、瑛太、田中裕子さん。言うたら、坂元組みたいな。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、「怪物だーれだ」みたいなお話で、色んな視点から描く、みたいな。「現代の羅生門だ」みたいなキャッチコピーがあって。どうかなって思って見に行った。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:めちゃくちゃオモロかって。ドキドキしながら、若干「是枝さん寄りの作品やな」って思って。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、それはネタバラシになるから言わないですけど、その中で、2ヶ所。子供のイジメのシーンがあって。教室でイジメられてる子の机の上に、イジメっ子の子がゴミ集める、と。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、言うたら映画の中の主要なキャストの子供が、イジメに参加してない。でも、勇気がないから言えないって。で、イジメっ子の奴が、「お前もここゴミ乗せろよ」みたいな感じで言われて。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、「ん…」ってリアクションに困ったら、「ドッキリだよ、ドッキリ」ってなって(笑)
渡辺鐘:ふふ(笑)
東野幸治:だから、そういう言い方で。それが2ヶ所ぐらいあって。「ドッキリだよ、ドッキリ」ってなって、俺も見ながら「キュッ」って心臓がなって(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:「坂元さん…それないんちゃいますか」って。
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:俺、このラジオで、一生懸命坂元さんの作品を見て、「オモロイ、最高や。ほぼ同世代、最高、天才脚本家」って言ってたのに、坂元さん、そんなふうに思ってたんですか(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:俺、『ドッキリGP』のMCやってるんですけど。「ドッキリだよ、ドッキリ」って(笑)
渡辺鐘:ふふ(笑)
東野幸治:そのシーンが凄い…日本中で『怪物』見て、俺だけギューってなって、一番泣きそうになったんですよ(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)