2023年6月7日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、『だが、情熱はある』でM-1グランプリ2008敗者復活戦のシーンで「これが許せない!」と思った理由について語っていた。
山里亮太:(『だが、情熱はある』でオードリー役の髙橋海人・戸塚純貴)二人の凄さで、俺まであの2008年の大井競馬場に連れて行かれたぐらいの悔しさを覚える、それぐりの凄いレベルだったの。
「これは凄い」って。そりゃあフル尺でやるわ、と思って。全然別に、フル尺に関しては、何も俺は怒ってない。怒るわけがない。怒ることなんかない。ただ、その凄さを。その凄さを見せる演出として、オードリーがそのネタをやる直前の緊張感を、横からパッとカメラ抜いてるわけ。
で、「いけるかな」みたいな話をしてるのよ。その時に、薄っすら流れてくる声が、南海キャンディーズの漫才。これが許せない!
…あ、許せないじゃないや。これが傷ついた。これは、もうモブになったの、私。言っても、それは2008の漫才、2004に比べたらそれはね。これは、富田望生ちゃんと森本慎太郎君のせいじゃなくて、南海キャンディーズがあの時作ったネタっていうのは、やっぱ2004は超えれてなかったと思うし、全然。
で、なんとかたどり着いて、なんとかやってた漫才ではあるから。それは分かる、と。ただ、それにしたってその漫才にだって、こっちはこっちで思いはあるんですよ。そうよ、明らかにあのオードリーの漫才、全然自覚してた、2008で負けてる。
でも…あ、そうか、だから俺が負けてんの自覚してるから、負けてる人間の漫才っていう風にちゃんと伝える上ではあれになるのか…自分で言うのはいいけど、人に言われるのはイヤなの、負けてるの。
ああやって見せる時に、ちゃんと南海キャンディーズに対する情熱もあったのかいって。温度、一緒にしてくれてるのかいって思うわけ。